第179回 花月俳句勉強会、

 

 

 

  花茣蓙を敷いて読書の昼下がり     花月

 

   子燕の巣立つ日ならむ森の空      千秋

 

   雨上がり若葉鮮やか愛おしむ      Aランチ

 

   梅雨入りしバスの手摺に老いの足    都紀

 

         白鷺の抜き足歩く植田風        JUN

 

 ※ 木麻黄のトンネル抜けて海開き     KAKO

 

   帰省して早苗田分ける風を愛で     花月

 

   雨激し引き裂くような稲光       ウエンツ

 

   梅雨明けの富士今日も我生きており   千秋

 

   怪談の石像眠る紫陽花寺        JUN

 

   慎重にジューンブライド保証の印    KAKO

 

   夏祭り割り箸どこに捨てようか     花月

 

 ※ 甘蕉の点々ばあちゃんの顳顬      jun

 

   よもぎ餅供花と緑茶と仏の間      KAKO

 

   表から覗いて見るや網戸して      花月

 

   母校在り鈴懸揺れる同窓会       花月

 

  

 

 

   ※木麻黄(もくまおう)は沖縄の防風林として、
     よく浜辺に植えられている植物です。KAKO

 
   ※甘蕉(かんしょう)=バナナ  JUN
    顳顬(しょうじゅ)=こめかみ

 

 

  

    第180回 花月俳句勉強会、7月20日 (土)

 

   皆様のおいでをお待ちしています。ハイチャ、