次の日曜日の衆議院議員選挙、私も選挙の投票権を持ってから33年、今回ほど意味の無さそうな選挙は記憶にありません。投票用紙に政治家なんて信用ならぬと書こうかと思うくらい各党の公約に興味もありません。衆議院議員が4年の任期を全うしたケースはほとんどない(それはそれで問題では)ので批判する根拠にはあまりならないのですが、これで規定通りなら今後の衆議院議員選挙は毎回この真冬の時期になるという事です。しかし政治家ならまずは理想やルールありきで物事を進めるべきで、真冬に選挙はやらないという理想すら守れないのなら彼ら(奴らという呼称でも構わない)に期待するだけ無駄です。

 大体なぜ衆議院を高市首相が解散したかというと、いまの衆議院議員や自民党議員の面子が気に入らないから、今の議員に自分の味方が少ない、今の人数の野党議員たちがいると政策を進めるのにいちいち話し合いをしなくてはならないから、ただそれだけですよ。国民の支持率も高い高市首相は総理大臣なんだからやりたい事があるんなら堂々とそれをやればいいのに、私が総理でいいかどうかの信を問いたいなんて言う、こんなので日本が良くなる訳はない、いや、私は今の日本は悪い事ばかりとは思わない、高市首相はむしろ日本を悪くしようとでもしているのではないかとすら思います。だって首相には解散権があるんだもん、使えるもの使って何が悪いの?というのが高市首相の言い分でしょうけど、ルールは逸脱していないとか法に触れる事ではないとか、情けなくも厚かましい人間が少なくない現代ですが、首相からしてその程度なのかと思うとともに、そしてこの選挙の結果が高市首相の満足いくものじゃなかったらまた解散するかもしれません。…私の定期購読している「選択」という雑誌によると、高市首相が松下政経塾(知らない方はあまりいないと思いますが、松下電器の創業者・松下幸之助が作った政治家養成塾です)に入る際の面接で満点をつけて合格させたのが今回公明党と連立し中道となった、塾一期生の野田氏だそうです。つまりは高市首相の政治家人生の恩人と野田氏のかわいい後輩、そんな二人が対決のポーズを取っているのが今の政治というわけです。彼らの内心や本心に日本の未来への興味が本当にあるのか疑いたくなります。野田氏へ一言申し上げるなら、公明党との連立はさっぱり意味が分かりません。野田氏は昔からしょっちゅう地元船橋の街頭で演説をしているそうですが、それを経て出した答えが公明党との連立なら政治センスはないに等しいと私は思います。

 私が選挙に興味を持てない理由は各党の公約がまったく守らなくても特に問題とされないからです。昨年7月の参議院議員選挙の各党の公約を見返してみて、実現されそうなのは自民党の公約の防災庁の設置くらいで、そもそも世の中をよくするために役所を増やしてほしいと国民が望んだでしょうか(役所相手の商売をしている企業くらいでしょう)。他の公約では自民党は国民に2万円を配るとか言ってましたが結局やってませんね。おそらく今回の食料品消費税ゼロもやらないと思いますよ。…そんな絵空事の公約が繰り返されるこの日本の選挙、高市首相がこの時期に選挙を行うことにした動機の一つは自分を支持しない人間の多くはおそらく高齢者だから、彼ら高齢者は雪が降ったり寒かったりしたら(目論見通り日本海側は大雪です)投票に行くのをやめるかもしくは行けないはず、ということなんでしょう。ストレートな首相批判を書いた今回ですが、今の首相を支持するという人の意見を具体的に聞いてみたいと思いますね。