今年仕事で新たに取り組んでみたいと考えているのは、作成する商品(紙の出版物、パンフレット)の中にある芸能人を起用すること、私と同世代の彼のキャラクターが商品内容にマッチするのではないかという目論みがあります。彼は最近テレビなどメディアではあまり見かけないですが、芸能事務所は聞いた事があるところなので案外話はすんなりまとまらないかなと期待しています。その芸能人さんがアジアやヨーロッパの街を鉄道で旅して降りた駅で食事をとる、という番組があったんですが、それが面白かったのでというのと芸名が起用したい理由です。この商品がどのくらい利益を生むかよりも楽しく仕事をできたら良いかなと思っています。

 さて日本の芸能界をいま騒がせている中居君、彼の呼び方はこの中居君がしっくりくるのでそうしますが、私にとっては中居君の声質と話し方、話す内容がどうも良いものには感じられず、プロ野球中継でたまにゲストで来てましたが、野球中継に彼はまったくマッチしてませんでした。そして私の目には中居君は自信の無さが言動の端々に見え、正直なところ仕事やってて辛いのかもしれないと感じていました。おそらくタモリ、明石家さんま、松本人志、石橋貴明あたりの大物に近づこうとしていたけれど、仕事をすればするほど彼ら大物とは違い過ぎる自分が嫌になっていたはず、と私は想像します。

 私は毎週週刊文春を購読していますので、中居君の件も読みましたが、現代の女子アナ(←好きな言葉ではありませんが女子アナという軽さが仕事内容にマッチしているので使います)にとって、芸能人と知り合いになるというのはテレビ局に入社する動機や目的の一つのはず、中居君とご飯食べたりお酒飲んだりした〜い、という人もいたはずです。だからこそフジテレビも日常的に会合をセッティングしていたはずで(このことはさして咎められることではないでしょう)、ましてや中居君は独身だしお二人でご自由に、くらいの軽いノリだったんだろうなと私は想像します。そしたらまさかの中居君は想像以上の狼男、女子アナは想像以上に中居君のことを好きになれなかった、つまりマッチ(=4回目!)しなかっただけの(両者が仲良くなれば何も起きなかった)事ですよ。なぜかフジテレビが私らが悪うございましたというスタンスで、そんなフジテレビに各企業はCMを出すに出せなくなってしまった…大企業のお偉方の皆さんで本気でフジテレビの事をこの悪者め!と思っている人がどのくらいいるのやら、内心ウチの社が他社のこと言えるのか?…なんて考えてるんじゃないでしょうか。何はともあれもちろん1番の悪者は中居君、引退は仕方がない決断でしょうけど、私と同じ歳の中居君にはこれからの人生こそ好きなことを楽しんでほしいと思いますよ。

 石破首相が国会が始まる際の施政方針演説で、楽しい日本というスローガンらしきものを掲げました。私も仕事を楽しさ優先でしたいとは思っているので首相とは考え方が似ているのかもしれません。しかしながら中居君のように唸る程の収入があっただろう人間でも結局何か満たされず転落の道、被害者の女子アナも9000万の示談金では不満足、つまり日本人はお金だけでは満たされぬもの、日本人を満たすものが何かを知っていて楽しい日本にすると石破首相は言ったのでしょう、その答えを今日本人の多くは求めています。私は首相がその答えを示すような政治をすることを期待しています。生きていて楽しい人生とは何か、国民一人一人が自問自答してみよと言うのなら、案外悪くないことではないでしょうか。