仕事が忙しく、会社と家の往復だけで終わる日があります。私たちはそれでもTVやインターネット(私の場合、+新聞)から世の中で起きている事の情報を得られます。メディアから報じられたり伝えられるニュースはメディアで働く人(←仮にMさん)が作っているわけですが、そのMさんが忙しくなるとどうなるかというと、メディアで伝えられる事をMさんが見て、つまりMさんが取材や実感で得た情報ではないのにあたかも現実に起きているであろう事として世に報じているのではないでしょうか。私がそう思う4つの事柄について書きます。

 ①物価が上がってみんな大変だというニュース…私の実感としては、確かに値上がりしているものもあるけれど、生活が苦しくなったということはありません。自分の給料は上げていませんが(むしろ下げ検討中)、生活苦という状態ではありません。ちなみに私の給料はサラリーマン時代より減っています。衣食余りある現代、価値と値段の釣り合いを見極めることが大事だと思います。ただ、便乗値上げっぽいものと税金には文句言いたくなりますよね。ニュースにするべきは便乗値上げと高い税金でしょう。

 ②カスハラ(客からの理不尽なクレーム)が増えているので各企業が対策に力を入れているというニュース…コンビニやスーパーでレジ係の人を罵倒したりするイメージ映像をよく見ますが、そんなの現実の店で見たこと皆さんありますか?少し前、ある飲食店(少し値段高め、景色が売り)で近くのテーブルの中年男性が店員に文句を言っていましたが、聞き耳を立てればどうやら40分以上料理が出てこないぞと、しかもそんなに店内は混んでいないし、そりゃあ店が悪いですよ。ちなみに私の注文した料理も40分以上出てこず、私は文句は言いませんでしたが、確かに以前よりサービスは落ちた印象、もう二度と行きません。会社のサービスが悪化している傾向もニュースにするとバランスが取れそうです。

 ③女性の社会進出が日本は遅れているというニュース…私はいま51歳、これまで4つの会社(出版関連)で働き、8年前から独立していますが、女性が女性だからという理由で不当な扱いを受けていると感じたことはありません(会社で出世を望む女性は少数派とも感じましたが)。その理由らしきこととして、出版関連という職種の特徴があるのではないかと思います。現実的に考えれば仕事や会社によって男性向き・女性向きの傾向はあります。女性の扱いが悪い職業や会社も確かにあるのでしょうが、日本全体が女性を仕事上戦力として見なしていないことはないというのが私の実感、女性が活躍している仕事、職業にも目を向けた方がニュースとしての意義はあり日本を良くすると思います。

 ④日本は魚が獲れなくなったというニュース…最近の農業や漁業について思うのは、それが食糧供給のためものなのか、もしくは食物によってお金儲けを追求するものなのか、そのどちらの視点かでだいぶ話が違ってきますよね。用途が色々あるイワシがまったく獲れないのか、高級魚のトラフグがまったく獲れないのか、あらゆる魚が獲れないのかということです。私は釣りをよくしますし、スーパーの魚売り場や鮮魚店にもよくいきますが、たくさん魚いますよ。魚が獲れないのではなく、お金になる魚が獲れないってことなら、ニュースで報じるほど重要な話ではないでしょう。

 …ニュースをつくるMさん、忙しいからといって世の中を適当に決めつけてニュースを報じていないでしょうか。ネットを駆使してニュースに対する視聴者の実感・意見・視点をどんどん伝えてはどうかと私は思います。