あれから16年が経ちました
かつて勤務していた広告代理店の上司が亡くなってから16年が経過。
上司は名古屋支社長の肩書きのまま52歳の若さで亡くなった。
16年前の8月末の蒸し暑い夕方、
支社長の子息から「出来れば最期を看取ってほしい」と連絡が入り、
タクシーを飛ばして親類一同が詰めかけていた病院に向かった。
意識のない支社長の枕元には医師が立っていて、
器機と支社長へ交互に目を遣り、
そのせわしさが和らいだとき、支社長の最期を告げられた。
ありきたりだが、人というものの脆弱さを思い知れされた。
その一年後、
私は22年間勤務した広告代理店を無理言って退社させてもらった。
そして周囲から無謀だといわれながら起業し、
まして未知の歴史という仕事に「勝算があるのか」と散々説かれた。
そのような上に現在の私があるです。
今日、今は亡き支社長のご自宅に伺い、仏前に参らせてもらってきました。
そして久しぶりに奥様と昔を懐かしみながら小一時間お邪魔してきたのです。
ここ4年ほど伺っていませんでしたので、
どこか心に引っかかりを感じていましたので、少し気持ちが楽になったよう。
昼からは小谷城戦国歴史資料館、関ケ原歴史民俗資料館などへ挨拶回り。
先般の台風で小谷城への登山道は、散々で車の乗り入れも禁止されていました。