面会&カンファレンス | 夫が前頭側頭型認知症になりました

夫が前頭側頭型認知症になりました

2023年12月に夫が67歳で「前頭側頭型認知症」と診断されました。
現在進行形の介護をブログにしていきます。

主人の面会とカンファレンスに行ってきました。

月一回の面会は6/11にしたので、今回は中二日で会うことができました!

面会予約以外にカンファレンスでも会えるのは嬉しいことですニコニコ

 

いつも通り会話は至って普通で意思疎通も問題ありませんでした。

 

前回話したこと(私がUSJに行ったことなど)は忘れていましたが、また写真を見せながら話をすると「楽しかった?良かったね!」と言ってくれました。

 

リハビリ用のホワイトボードに書かれた担当の人の名前も全部読めて、その方々のことも覚えているようでした。

時間もバッチリ理解できているので、心配していた拘束による認知機能の低下はなく一安心です。

特に試す意味で聞いたのではなく、自然な会話の流れで分かったことなので、本当に認知機能は保たれているのでしょう。

これは嬉しいことです。

 

相変わらずなのは病識がないこと、私と一緒に帰れると思っていること、私が来るとコーヒーが飲めると思っていることです。

コーヒーは以前から面会のときにアイスコーヒーを持って行って飲ませていたので、それが完全にインプットされてしまったようです。

 

この「コーヒーが飲める」がちょっと問題でして・・・。

 

本当は飲食の持ち込みは禁止なのですが、前の病棟の看護師さんは見逃してくれていたのですが、今回はそうはいかず。

先日の面会のときにもの凄く厳しく怒られてしまいました。

そのため今日は持って行かなかったので何度も「コーヒーないの?」と言われてしまいました。

 

「持ってきてないよ」と言うと「自動販売機で買う、どこにあるかな」「小銭持ってる?」と聞いてきます。

「俺の携帯持ってきた?携帯ケースにお金入ってるから、それでコーヒー買ってきて」とも言っていました。

私も主人も手帳型のスマホケースを使っており、緊急用に1,000円札を一枚入れているのですが、それをしっかりと覚えているのです。

 

自宅に戻ったときのタバコ吸いたいスイッチと同じく、コーヒー飲みたいスイッチが入ってしまったので何度も何度も「コーヒー買う」が続いてしまいました。

また可哀そうなことをしてしまった・・・と大反省です。

 

しかもカンファレンスで聞くところによると、私に会ってコーヒーを思い出してしまったあとは、お部屋に戻ってもコーヒーを探し続けてしまうそうです。

スイッチが入るとそうなってしまうんですね・・・えーん

 

他の様子としては、基本的には大人しく落ち着いているようですが、やはり夜眠れないでウロウロしたりすることがあったので睡眠導入剤を追加したとのことです。

再入院の最初の頃、夜中に眠れずに部屋の電気を点けてしまったりテレビをつけてしまったりしたそうで、他の患者さんから激しく叱責されたことがあり、ちゃんと眠れるように、と追加したそうです。

もちろん強い薬ではないのでふらつきもないとのことでした。

 

相変わらず病棟内を歩き回っているようですが、それも以前に比べたら落ち着いてきていて、他のお部屋に入ったりは少なくなってきた、と言われました。

これは病状の進行ではなく、主人が病院に馴染んできたのではないかと言われました。

 

食事量が減ってしまったので体重が少し落ちてしまったのですが(面会のときに明らかに痩せたな、と感じました)、主食を無理に増やすのではなく、少量でもカロリーが高いパワーライスを混ぜたり、つくだ煮などを毎回付けていただいたりすることで今は完食できているそうです。

 

面会後に相談員のTさんと今後について打ち合わせを行い、特養待機ということでまずは老健を探していただくことにしました。

もちろん特養は申し込みをしますが、いつ入れるか分からないので最初は老健です。

 

いよいよ主人は自宅には戻ってこれないことが確定してしまった、という気持ちが強くありますが、自宅に戻ったときや今回のコーヒーの件を見ても、刺激があるとスイッチが入ってしまい抑制が効かなくなるので仕方がありません。

 

一緒に住めなくても、施設なら今より頻繁に面会ができますし、まだほとんどの生活レベルが自立していて、且つ意思疎通ができる今のうちに入所するのがベストなのですから。