立石北口地区解体の直前に。 | かつしかわんにゃんくらぶ

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葛飾区の猫ボランティア団体・かつしかわんにゃんくらぶのブログです。
主に飼い主のいない猫の避妊去勢手術をしています。
不幸な猫をこれ以上増やさない為の活動と年に何回か
自宅でチャリティカフェを行ってます。

8月31日を持って立石北口地区再開発の為

営業していた飲食店や住民さんは

立ち退きゴーストタウン。

寂しい限りの街になりました。

たくさんの人が行きかい

色んな飲食店の匂いが立ち込めたあの 

にぎやかな町並みが嘘のようです。


わんにゃんがTNR活動をして初めて入った

現場がこの北口地区でした。

焼き肉店で有名な

牛ぼうの狭い路地を入った場所に

20匹くらいが暮らしていました。

妊娠、出産を繰り返すメス猫。

結局、そこに居着く事ができずに

餌を求めて離れていく若い猫達。

産まれても育たずに死んで行く子猫。

そんな悲惨な現状を変えようと2年から3年

掛けてTNRをやり

4年前に出入りしてる猫を全て

避妊去勢。子猫は里親に出し

それ以降、子猫は産まれてません。


でも、この場所も安住な場所ではなく

再開発が決まり、猫達の居場所は

奪われていきます。

そんな中

牛ぼう裏の猫達6匹に餌をあげていた

餌やりさんと立石アーケード通りの

老舗のおもちゃやさんが

何とか猫達を捕獲、保護

里親さんや預りさんに繋げてくれました。


たぶん一番年上のひーちゃん。かなりのびびり
1度は餌やりさん宅に。
いまは新しい里親さんの家で
まったり暮らしているそうです🍀



この2匹と黒猫は
猫の聖地まるよしさんの家で
過ごしてます。
黒白のピノちゃんはずいぶんと慣れ
家猫満喫だそうです💕


黒白ポンちゃんも保護。
預りさんの家で修行中!

で、最後に残ったマリーちゃん。
わんにゃんで最後にTNRした猫が
捕獲器に近よりもしない。
何とかならないかな?と相談され
あと立ち入り禁止の日まで数日。
焦るやら心配やらで
まずは28日にわんにゃん手製の雀籠でトライ。
まったく寄っても来ずで撃沈…。
再度、最終日既に解体作業が始まってる
中での捕獲。
餌やりさんがうまく籠に寄せてくれ
中にはいりガシャン!
真っ暗でまったく状況が見えない中
入ってくれました(T_T)

入った直後のマリーちゃん
2回目の捕獲器だけど今度は
お家に入れるからね。
もうお外じゃないよ!
翌日ボラのKさんが病院へ。
ウイルスチェック陰性
腎臓肝臓ともに問題なし。ただ歯がかなり
酷く鎮静をかけてる間に数本
抜いてもらいました。

かなりの目力。警戒心バリです。


家のケージの中では落ち着いて
寝てくれてます。

マリーちゃんに最後に関われたこと
嬉しく思います。
マリーちゃんが保護されず
餌やりさんも入れない町で餌を探しながら
壊れていく町を見ずに済みました。

最後の最後までマリーちゃん保護の為に
奔走してくださったHさん、まるよしさん
牛ぼう裏で保護された猫の里親さん
預りさん
本当にありがとうございました。

わんにゃんも安心して
立石北口地区と別れる事ができます。
この場所で出逢った猫達
忘れる事はありません。
お星さまになったたくさんの猫達も
空から再開発を眺めている事と思います。

立石北口地区さようなら。。。