人生にショックを与えたことは、月日が経てど、なかなか忘れることはできないものでしょう。

 

今から28年前の今日、阪神淡路大震災を経験いたしました。

 

1月17日は、その日を経験した神戸人には、毎年特別な思いが蘇る日です。

 

無常にも突然失われた、命、インフラ、財産・・・幸いにも私も家族も、直接的な被害に遭うことなく、職場の仲間の安否確認、職場の復旧に努めました。

 

もし、地震の二週間前に、寝室を変えていなかったら、大けがをしたであろうことは間違いありません。階下に降りると大きな重いブラウン管のテレビが、二週間前まで私が寝ていた枕元に棚から落下していました。実にゾッとした光景でした。

 

震災を人災にせぬように、どうぞ、皆様、重たい家具が倒れて来ないうように天井や壁を使って、しっかりと固定をされることをお勧めいたします。

 

タンスも机も冷蔵庫も動きます。扉は勝手に開いて中身が飛び出します。食器棚の下は割れたガラスや陶器の破片が散乱します。

 

震災経験者として、家具の固定と食料、飲料水の備蓄、簡易なガスコンロも用意しておくことをお勧めいたします。

 

阪神淡路大震災から16年後に東日本大震災が発生しています。その時チェリストのヨーヨー・マは、鎮魂の意味を込めてバッハ無伴奏チェロ組曲を演奏して動画を届けてくれました。

 

ヨーヨー・マの優しい心遣いが嬉しいですね。