抱擁のかけら(2009スペイン) | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。


CINEPHILIA~映画愛好症~-抱擁のかけら

『ライブ・フレッシュ』『オール・アバウト・マイ・マザー』『ボルベール<帰郷>』に続き、4作目のペドロ・アルモドバル監督x ペネロペ・クルス。期待しちゃいますね。(期待が大きすぎた?)


愛する人と視力を失った14年前の事故を封印し、名前を変えて生きる脚本家のハリー(ルイス・オマール)。かつて、ハリーは新進気鋭の映画監督だった。ハリーは主演女優のレナ(ペネロペ・クルス)と激しい恋に落ちるが、レナには権力のあるパトロン、エルネスト(ホセ・ルイス・ゴメス)がいた。ある日、逃避行先の島で、二人を悲劇が襲う。


ペネロペを愛した男性からの視線で語られます。男の静かな回想で始まるこの物語、愛や嫉妬のうずまくサスペンス・タッチで展開されるので、気持が盛り上がってきたのですが…結末は少し物足りなかったかなぁ。彼らの深い愛をとばして、展開ばかり気にしていたせいかもしれません。


今回も、服やインテリアなどにみられる、強い色彩が素敵です。そして、それに負けないペネロペ・クルスの美しさといったら。ちょっとコメディエンヌ風な表情や、大物の愛人風の艶。彼女の色々な顔を堪能しただけでも、この映画満足です。



2月6日より公開予定

満足度:★★★★★★★☆☆☆