木下恵介監督作品です。
病弱な夫(宇野)をもつ人妻・典子が若い医師(三船)に惹かれてゆき、やがて大事にしていた婚約指環のことも忘れるようになる…。三島由紀夫が賞讃したことでも知られるメロドラマ。俳優として戦後初めて渡米した田中の帰国第1作で、田中絹代プロの旗上げ作品。(フィルムセンターHPより)
宇野重吉と三船敏郎の間を揺れる人妻。うーん、私だったら三船敏郎に走ってしまうわ、などと勝手な妄想を膨らませながら鑑賞しました。ヒヤヒヤする場面もありながら、最後は家族のつながりというモノに心なごませる、なんとも懐かしい感じの映画でした。