アルゼンチンババア(2007日) | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

アルゼンチンババア

・・・すみませんガーン。多分、この日はお腹が痛いまま映画を観ていたので、不機嫌だったのだと思います。周囲の評判はよいみたいで「爽やかな終わり方」「感動した」というコメントが並んでました。

最愛の妻が死んだ日、毎日病院に通っていた石彫り職人の悟(役所広司)は姿を消してしまう。娘のみつこ(堀北真希)は叔母や従兄弟に助けられながら、父の帰りを健気に待っていた。半年後、悟は変わり者と評判の女性アルゼンチンババア(鈴木京香)の屋敷で発見される。みつこは勇気を奮って父親奪還に向かうが……。 (シネマトゥデイ)

最初から、役所広司が腹立たしく感じちゃって・・・。高校生の娘に葬式押し付けて半年も家を出ていたのに、罪悪感のかけらもみせず。妻への深い愛情から・・・といいながら、他の女に走るってどういうこと?ババアだって良識があれば、家に連絡くらいさせるでしょう。私はこういう無責任な大人が大嫌いなのに、娘や甥、妹はいつの間にか許しちゃって、和気藹々しちゃってるのが奇妙でした。

一種ファンタジーだから、怒っちゃいけないんでしょう。

こういう奇妙なバアサン、小さい頃近所にもいたなぁと思い出しました。ガラクタ集めたり、身なりが汚かったりして、近所の子供の噂の的になっていて(それにしては、鈴木京香は顔がキレイ過ぎです)。別に他の人と同じ生活をしていなくても、自分の幸せはそこにあるんだろうなー。映画中の廃墟はちょっと私も憧れました。

* ラストは手漕ぎボートのシーンは見覚えが・・・多分西伊豆。もちろんイルカの群れは違うけど。

* 森下愛子が高校生の息子に「1本だけよ」とタバコを与えるシーンがあるけど。これどうなんでしょう。この昨今。まぁファンタジーだし、心を広くしてみなくては。

3月24日(土)より東劇他にて公開予定
満足度:★★★★☆☆☆☆☆☆