意味性認知症とは平成27年に国の指定難病に認められた事で、高度の喚語障害、言語表出障害、理解障害により実質的にコミュニケーションが不能な障害だと徐々に認知されてきました。
意味性認知症の言語機能障害は、初期から言語の成り立ちに必要な音声・文法・意味の中の「意味」だけが徐々に消えて行き、失った言語機能は一生回復の見込みがない難病です。
通常、意思の疎通が出来ない状態とは終末期で寝たきりの患者を想定すると思いますが、意味性認知症の場合は初期から出現します。
見た目では極めてわかり難く、時々タイミング良く頷いたりするため理解しているのではないかと、周りからは誤解される事もあります。
一般的な声が出ない・喋れないという失語状態とは異なり、意味性認知症は "言葉の辞書的な意味の障害・喪失" の状態で、言葉の意味が失われているため家族間でも意思の疎通が難しい病気です。
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春まつりが開催されています
この地域は山車(だし)と呼ばれる大きな屋台を曳き回し
神社に数台が集合し、からくり人形や獅子舞などが奉納されます
そのため、山車が通る道は通行止めになり
その日は、車で出歩くのを避ける人が多いです
我が家も山車を停めているさやが近所にあるため
今月に入ってからは
笛や太鼓の練習の音が聞こえていましたし
本番となれば、周りの道はしょっちゅう通行止めになり
掛け声やら歓声が、朝早くから夜遅くまで(提灯を着けてでの宵宮もあります)響いていました
こうなると、困るのは
常同行動を送る主人です
いつもと同じ時間に、同じ道を午前と午後の2回歩きます
2日間行われる山車の運行ルートと運行表をじっくり見て考えました
初日は主人の歩くルートと山車のルートが被ることはなかったので
1人でいつも通りに行きました
2日目は、午前中に一瞬ミアミスしそうです
通行止めで迂回するよう言われても、地理が解ってないので迷子になるだろうし
通れないと言われても、意味がわからず
無視して通ろうとするでしょう
どちらにしても、問題ありなので
久しぶりに一緒に歩くことにしました💦
予想通り、山車を一瞬だけ見かけました
が、主人の歩く方向には変わりはなく
いつも通り歩けました
良かった〜〜
午後は1時間半ほどの時間差で、同じ道を通ることがありそうでしたが
その時間ならば影響は無さそうだったので
1人で行きました
久しぶりに歩いた私…ひのき花粉で鼻水は垂れるし
心配していた右膝はやっぱり痛み…(最近、花壇で作業中に膝がロッキングし痛くて動けなくなることがあった影響もあったよう)
付き合って歩くのが苦痛でした💦
お祭りとか、非日常の行事は
意味性認知症の人にとっては、嬉しくもない
迷惑な行事になってます