脱皮しない蛇は自滅する | プラクティス

脱皮しない蛇は自滅する

 「脱皮できない蛇は滅びる。 意見を脱皮していくことを妨げられた精神も同じことである。 それは精神であることをやめる」

 これは、ニーチェの言葉です。


 人間は蛇じゃないので、脱皮がありませんが、精神的な脱皮は人間にも必要です。

 精神年齢は、自ら上げようとしなければ、上がらないのです。

 体は勝手に大きくなりますが、精神は鍛えなければ成長しません。


 お蔭様で、一週間に及ぶ「夏期講習」は、大盛況のうちに幕を閉じました。

 そして、参加費が、当初、目標としていた口唇口蓋裂の患者の手術費用24000円に届きました。
 o(^^o)(o^^)o

 みんなの元気玉が、遥か遠い国の、名も知らぬ子供の人生を救います。

 いや~、よかった、よかった。

・オペレーション スマイル


・口唇裂・口蓋裂とは?

 先天的異常のひとつであり、口唇の一部もしくは口蓋が閉鎖しない状態、または、口唇に裂け目が現れる状態の総称です。遺伝だけではなく、環境的要因も指摘されていますが、詳しい原因はまだ不明です。特徴的なのは、白人種、黒人種に比べ、黄色人種の発症率が高いことです。


 で、参加者の方から、早くも嬉しいメッセージを頂いております。

 中でも嬉しいのは、ただ単純に面白かったとか、為になったとかではなくて、

 意見の脱皮が見られること、です。


 今までの自分の意見を脱皮した意見になっているのです。


 これは多分に感覚的なものなので、実際に自分で脱皮した経験がないと解らないものですが、同じことを言っていても、その重みが違うのです。

 成長しない、うまくいってない、いつまでも芽が出ない人って、自分の意見から脱皮が出来てないのです。

 むしろ、自分の意見を必死に守って、脱皮しないように、脱皮しないように、硬い殻で身を守ります。

 で、脱皮できない蛇は滅びるのです。

 これではいったい何を守っていたのか、本末転倒です。

 守りが、守りになってません。


 これは、「守る」と言うより、「自滅している」と言った方が正確でしょう。


 成長とは、脱皮することであり、進化とは、脱皮することであり、幸せとは、脱皮することです。

 よく、一皮むけるという表現がありますが、まさにそれです。

 体が大きくなったり、知識が増えたりだけでなくて、一皮むけてはじめて成長なのです。

 一皮むけるとは、正確に言うと、精神年齢が上がることです。

 具体的に言うと、これまでの自分の意見を脱皮していくことです。


 脱皮できない蛇は滅びます。

 滅びる方法は簡単で、自分の意見に固執すれば良いだけです。

 たったそれだけ。

 たったそれだけで、どんなに仕事が出来ても、どんなに地位があっても、どんなに資格をもっていても、どんなに学歴があっても、どんなに美貌に恵まれても、どんなに良い人と結婚しても、どんなにチャンスに恵まれても、どんなにお金を持っていても、あっけなく滅びます。

 滅びると言いましたが、その実は、自分から滅びてるのですから自滅しているのです。


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