今年の疲れ、今年のうちに
今回は、年の瀬にちなんで「忘年会」の話。
忘年会は、年内の苦労を忘れるために年末に行われる会です。
実はこれ、クリスマスイブや年越しよりも大事な大事な行事です。
仮に、クリスマスイブに1人だろうが、年越しを1人で過ごそうが、大した問題ではありません。
問題なのは、忘年会をしっかりしないことで、今年を引きずってしまうことです。
特に今年は大変な年だったので、ここでいったん忘れておかないと、ず~っと引きずってしまうことになりかねません。
たとえば、スポーツ選手なんかは、運動をした後には、しっかり入浴して体をマッサージしておかないと疲労がどんどんたまって故障の原因になります。
同じように精神的なストレスも、しっかりとリセットして心をマッサージしておかないと疲労がどんどんたまって故障の原因になるのです。
特に今年は見るからに疲弊している人が多い。
ここで言う疲弊とは、肉体的な疲れや、精神的な疲れとは、ちょっと違います。
明るさや暗さなんかともちょっと違います。
まるで心の油が切れたかのように行動がストップしてしまうことを言います。
難しい言葉で言うとカタレプシーと言って、体が硬直してしまっているのです。
思春期の頃に戻ったとして、初恋の人を前にして「好き」と言ってみてください。
言えるわけないですね(笑)。
言おうと思っても体が動かないはずです。
それは肉体的に拘束されているからではなく、心にブレーキがかかるからです。
さて、もしそれが大人になっても起こってしまうとしたらどうでしょう。
思いはあるのに、体が動かないとしたら。
その先の人生がちょっと辛いですよね。
これと同じようなことが、日本全国、いや、世界各地で起こっています。
「不況」という言葉が、人を動かなくさせているのです。
これは以前の記事「青い鳥」でも話したことですが、これから世界は経済的に冬が訪れます。
外は寒くなり、雪も降るのです。
それは仕方がありません。
バブルという夏があれば、不況という冬もあるのです。
が!
重要なのは、ここからです。
よく聞いてください。
別に外が雪降ってるからって、幸せになる方法はいくらでもあるのです。
おそらく学生の頃は、景気の動向をあまり気にしなかったはずです。
それと同じようになれば良いのです。
すなわち、仕事をする時はしっかりして、
仕事が終わったら、不況のことはさっぱり忘れてしまえばいい。
しまえばいいと言うより、忘れないといけない。
なぜなら、自分は振られるかな、振られるかなと思っていたら、本当にそうなってしまうからです。
それだったら考えない方がよほどマシです。
さらに言うなら、不況じゃなく仕事の内容を考えるのでなければ、仕事的に見ても逆効果です。
(不況のことを考えるのは、不況学で、仕事じゃありません)
いいでしょうか。
初デートの日が雨だって、楽しむ方法はいくらでもあるのです。
それを雨が降っちゃったとか、雨止まないかなとか考えていると、せっかくの初デートが台無しになってしまいます。
そうなったら当人はこう思うのでしょう。
雨が降った(不況だ)から台無しになった、と。
あるいは、晴れたら(好景気なら)うまくいったのに、と。
これ、困ったことに当人にとっては真実なんです。
「雨」を「金がない」とかに置き換えても同様。
怖ろしいことに、一度、この負の思考回路が出来てしまったら、他の思考回路にも伝染するのです。
それは、まるでガンのように。
なぜガンのようかというと、これは見えないところでじわじわと他の思考回路を蝕んで行って、当人の無意識のうちに、当人の不利益を与えるからです。
たとえば、お店をやってて雨が降ったとしましょう。
すると、客足はガックリ落ちます。
そして、雨だから仕方が無いと落ち込むか、売り上げの心配をしたりします。
ちょっと待ってください。
これが初デートの日だったらどうですか。
それをしたら、初デートの日に雨で落ち込む人とまったく同じ思考回路です。
これはとても怖ろしいことです。
何故なら店長にその自覚がないからです。
おそらくその店長も「初デートの日に雨だから振られた」と言う人には、それは違うと思うはずです。
でも、当の本人が同じことをしているなんて夢にも思いません。
これが怖いのです。
まるで映画「シックス・センス」のようです。
(未見の方は、ぜひ)
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では、初デートの日に雨だった人はどうするべきだったのでしょうか。
簡単です。雨でも出来ることをすれば良いのです。
映画館に行ったり、美術館に行ったり、温かいおでん屋に行ったり。
やりようはいくらでもあります。
同じように、お店の店長だったら、
HPを良くしたり、社員研修したり、通販で売れるものを開発したり、と、
やりようはいくらでもあるのです。
このブログを読んだ方は、どうか世間の悪質なマイナス思考に感染しないでください。
「あなたは病気になる」と何十回も耳にすると、人は本当に具合が悪くなります。
同じように、
「不況だから」(他にも、年だから、コネがないから、お金がないから、容姿が悪いから、など)
を何度も耳にすると、本当にそうなります。
それで良いことは1つもありません。
何より、あなたが損をするのです。
しかも、あなた自身の力を使って、です。
「不況だ」「大変だ」「駄目だ」など、そんなことを思っていたら、本当にそうなります。
世間でなく、あなたがそうなってしまうのです。
最終的には、仕方が無いんだ、と、自分で自分を説得し、他人を説得しはじめます。
ミイラ取りが、呪いにかかって、自分までミイラになってしまうのです。
くれぐれもマイナスの言葉を鵜呑みにしないでください。
マイナスの言葉を耳から入れることは、毒を口から入れるようなものです。
それでも入ってしまったものは仕方がありません。
忘年会で忘れましょう。
今年の疲れ、今年のうちに、です。
(*^ー^)ノ



↑We act for world peace.↑
PS.
ここで言う忘年会は、要は忘れれば良いので、1人でも出来ます。
まず手のつけやすい物理的なところから。
別れた人が、昔の恋人に関するものを捨てるように、大掃除で今までの物を捨てましょう。
捨てて、捨てて、捨てまくりましょう。
職場の物も同様です。
未練を断ち切るのは辛いかもしれませんが、いつまでも未練を引きずって生きる方がもっともっと辛いです。
後は、大好物をお腹いっぱい食べて、風呂に肩までつかって温まりましょう。
で、大好きなDVDでも観ながら眠りにつきましょう。
今が大変っていう人は、「ショーシャンクの空に」あたりを観ると良いでしょう。
希望が湧いてきます。
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「そのままでいいんだよ」
