タイプーサムという、ヒンドゥー教のお祭りのため祝日。
(ちなみに次は旧正月--Chinese New Year--が来ます。ミックスカルチャー最高◎そんなこんなでこのタイプーサムの日に、
「ダイバーシティ(多様性)についての気づき」
という出来事が起きたのでそれは改めて書きます。たぶんコラムのほうに)
一昨日といえば、
スーパーブラッドウルフムーン🌕
なんて言われていた満月の日。
ヒンドゥー教の行事は、太陰暦に基づいているから、
満月や新月の日にお祭りやプージャがあることが多い。
あと、「満月(新月)から何日め」みたいな数え方もします。
だから暦や行事は毎年、日付が変わります。
○月○日がこのお祭。
みたいに西暦で日にち固定されていない。
で。
タイプーサムは、インド本国で禁止になっている(色々危険だから)お祭りで、
それゆえ、とてもとても楽しみにしていました。
もしこのタイミングでマレーシア滞在しているなら、絶対に行こうと思っていた。
そしたらやっぱり行けました。
ムルガン神がアスラ(悪魔)を倒した記念おめでとう!ありがとう!的なお祭り。
(とてもとても簡単な説明スミマセン笑)
2日前の夜に、市内のお寺を神様を乗せた山車というか?が出発して、
20km弱くらいの行程。
ヒンドゥー教徒の人は、
カバティという、神さまを乗せた神輿?かつぎ棒?を担いでBatuCaveに向かうのだけれど、
断食して、
身体に針を刺したり貫通したりして、
担いで歩いて向かって、
最後は272段の階段をのぼってお詣り。するって。
…超苦行!
やばいやつでした。
これまで、お祭りやプージャにはたくさん参加させてもらってきたし、
だいたいあの深川のお祭りもたいそうなものだし、
昨年二ノ宮の神輿を担いだときに「この大きさはどうかしてるわ…」と改めて思ったし、
ハリドワール(インド)のクンブメーラを見に行ったときもものすごい光景&体験&大変だったんですけど、
これまでに見たことのない、やばいやつでした。
「やばーい。すごーい」しか言葉が出ず。
しかし、各種神事を大切にしている、それが身についてしまっている、
深川生まれ育ち×インドカルチャーどっぷり
なわたしですので、
お詣りも真面目にしなければ気が済みません。
「牛乳をお供えする」とインド系の人に事前に聞いていたので、牛乳を持ってゆきました。
そしてヒンドゥー教のみなさんに混ざって本堂に並んでいたら、
スワミジ(お寺の僧侶)が、「これを使いなさい」と、牛乳を入れるようのポットを貸し出してくださいました。
そう、まわりのみなさんは、
それ用のシルバーのポットに牛乳を入れて運んできているのだけれど、
わたしたちはそれは持っていないから、
ボトルのままの牛乳を持って行ったのです。
日本人だしさ…さすがにわたしでも持っていないよ笑
だけど、ちゃんと貸してくれるスワミジが現れて、
ちゃんとしたやり方でお詣りできました。
自分で言いますけれど、
なんだかよくわからないけれど、
本当に本当にいつも、ヒンドゥー教関係&シーク教関係の場では「不思議なほど親切にしてもらったこと」しかありません。
なんでだろう?っていつも思うけれど、
「日本人だから」とか「誰にでも親切にしましょう」とかいう何かを超えて、
不思議なほど懇切丁寧にしてもらえるんです。
わたしがヨギであることが、
視える人には視える、わかる人にはわかるのだろうか?
…と毎度思う。
いつもわたしが腕に巻いている聖紐。
「あぁなんか少し前の自分とは変わったな」というタイミングでお寺で付け替えてもらうこともあるのだけれど、
この日までしていた紐は、半年ほど前に、
偶然訪れたデリーのハヌマーンマンディール(ハヌマーンのお寺)で偶然巻いてもらったものだったのだけれど、
デリーの中でもだいすき!な場所。
BatuCaveにあるハヌマンテンプルをお詣りしたら、たまたま!紐を巻いてもらえました。
(BaruCaveは本尊(というのかな?)がムルガン神で、
ハヌマーンは日本の神社スタイルで言うところの、末社に祀られているという表現がわかりやすいかもしれません。
同敷地のなかに在る、本尊と末社という感じ)
ちょうど「半年前からは生活もエネルギーもだいぶ変わってしまったしなぁ」と自分の変化を感じていたら、
ちゃんと ”チェンジ” のタイミングが来たよ。完璧◎
しかもしかも、
ハヌマーンマンディール(デリー)で巻いてもらったものを、別のハヌマーンマンディール(クアラルンプール)で付け替え、という、
ハヌマーン→ハヌマーン
でとても良い感じ。
流れ的にも完璧◎
エネルギーも変わってスッキリ…!!
と、至福に溢れて帰宅したら、
その日は満月なもんで、満月の影響が身体にも出るし、
祭効果というものがありまして、ですね。
今回は完全に「観覧する側」だったのに、
神輿を担いだあとと全く同じ疲労感、身体の症状が出て、
昨日は一日完全に死んでいました

わたし、観客だったはずなのに、
ふくらはぎがめちゃ痛いです、なう。なんで?
いやー
神輿担いだわけじゃないのにな…
なぜ、本祭や二ノ宮(深川の)を担いだあとと全くおなじような身体症状が出るのだろう…
と不思議で不思議で、
やはりどこの祭にも、
「共通するナニカ」
があるのだろうな、と思いました。
それがいわゆる、
本質
というものなのだと思います。
宗教や宗派や思想を超えて共通して在る「それ」。
またひとつ、宝物となる経験が増えました。
おかげさまで、すこぶるパワーアップした感じがしています。
なんだか変わった感、もすごい。
ありがとう神様!ありがとうこの世界!