高級時計預かり業 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 高級時計を業者に預けると毎月報酬が貰えるというサービスがある。

 

 寄託業者が顧客にレンタルし、レンタル料から報酬が支払われるビジネスモデルだ。

 

 なるほど。晴れ着のレンタルのようなものだが、業者が商品を持たない点で異なっている。見栄で借りたい人が多いのだろう。

 

 ニュースによると高級時計5本計3800万円を預けた人がいた。月報酬42万円だったそうだ。年504万円÷3800万円=13.2%。

 

 何もしなくても利回り13%ですか。流石は富裕層だ。

 

 だが業者から突然、会社が解散しましたと連絡があり、その後、音信普通になったという。

 

 やはり詐欺でしたか。国の登録も同業者団体もあるわけでないし、新しいビジネスなので実績も殆どない。そもそも何もしないで13%も取れること自体がおかしい。

 

 これだけ支払えるとすれば、業者は23%ぐらいの利益を取らないと成り立たないはずだ。

 

 すると顧客が払う料金は3800万円×23%=874万円となる。稼働率を50%とすると、1748万円だ。つまり顧客が半年借りると新品価格の50%近くをレンタル料金で支払う計算になる。

 

 流石にあり得ない数字だ。結局だまし取られたということになる。