ジェームズ・アレンの「原因と結果の法則」
 
(原題は、人は思うとおりのものになる、人は考えたとおりの人になる、というような意味。訳者まえがきより)
 
 
 
山川夫妻の新訳とのこと。
 
ずっと前に買って、100ページちょっとの薄い本ですが、購入当時はあまり読めませんでした。
 
ふと目に留まって、本棚から出してみた。
 
 
 
 
 

久々に手に取ったのが先日7月23日だったのですが、翌日24日に読んでいてふと見たら、後ろのほうに、買った時のレシートが挟まっていた。
 
 
 
 
おや! 2018年7月23日!
 
ちょうど4年後に再び手に取ったわけです。なにやら感慨深い。
 
 
 
買った頃にはピンとこなくて理解できなかった本ですが、今はもっと理解できるようになった気がします。
 
この度は最後まで読了できました。
 
 
 
パラパラめくって読んでみて、最初の印象は「厳しいな」という印象でしたが、読み進めるに従って、そうではなくて、「どんな環境にあっても、自分の意志で人生を変えられるし、自分で作っていけるんですよ」という優しさのある本なんだなと解りました。
 
 
もしも「生まれ育った環境や、今いる環境で全てが決まってしまう」んだとしたら、そのほうが冷酷ですよね。
 
 

「そういう環境に育ったんだから、あなたは絶対に幸せになれないよ」「何も変えられないよ。後から何をやっても無駄」って言ってるようなものだから。

 
 
そうじゃないよ、っていう本です。
 
 
 
 
直接は全然関係ないのですが、この本を読んで思い出したのが、昔「元気が出るテレビ」に出ていた素人のおじいちゃんでエンペラー吉田さんという方がいらしゃって、その方の信念が、「偉くなくとも、正しく生きる」でした。
 
それを思い出しました。本人の生きる姿勢のモンダイなんだな。と。
 
 
※VTRをアップしている人たちがいらっしゃいます。福島の人だったのかな。

今やったら「失礼だ」とか怒る人がいそうな番組ですが、今もなお記憶に残している人達がいるような、いい言葉だったと思います。Tシャツにもなっているみたい。

 
 
 
 
それと、著者のジェームズ・アレンはわりと若くして亡くなっていて(ウィキペディア英語版によれば47歳)、幸せとか健康とかいうわりには早く亡くなるのはどうなんだろう・・・、と当初は思っていました。
 
 
今では、「こんなに出来た人だから、長く地上にいる必要なかったのかも」「これを伝える役目の人生だったのかも」と思ったりもします。スピリチュアル的には、必ずしも長生きしないとダメということではないし、死は終わりではないから。
 
 
だから「なんであんなにいい人が、こんなに早く死んでしまうんだろう!」というような、人間からしたら“悲劇”があるのかもしれないな・・・
 
もちろん、誰かが他界すれば、身近な人にとっては悲しい出来事なのですが。