生まれ育った環境・・・・と言っても家庭環境とかそういう話でなくって、
 
気候や景色などの環境のこと。風土と申しましょうか。
 
 
 
緑豊かな季節になりますと、うちの界隈の路地の生垣が繁茂してきます。
 

温帯湿潤気候だし、冬場も常緑樹が多いですけど、温暖になるとさらに伸びてくる。

 
 
 
 
ご近所の生垣。いつも綺麗に刈ってらっしゃいますが、今はまだ手入れしておらず、ちょうど伸びてきたところ。
 
基本は槙の木。
 
正式にはイヌマキというんでしょうか、千葉県の県木です。
 
 
 
 
わりと狭い路地で、こぢんまりして、緑がこんもりしている様子を見ると、ふと、「こういう場所に育った人間と、広大な沙漠地帯や乾燥した土地に育った人とは、メンタリティーが違いそうだな」と思うことがあります。
 
少々変わった発想かもしれませんが・・・。
 
 
 
 
思い浮かぶのは中東の街や、近郊の沙漠地帯。
 
イスラエルとか、ヨルダンとか。
 
 
 
photoAC
 
 
 
 
なんでこんな発想をするかというと、たぶん、ユダヤ・キリスト教、イスラム教などは「砂漠の宗教」だという話を読んだことがあるからだと思います。
 
(個人的には沙漠という字が好きですが。desert は砂丘だけじゃありませんから)
 
 
宗教というよりも、私は「文化の違い」と捉えていますが。
 
 
特別に宗教的な人でなかったとしても、背景(バックグラウンド)や土壌や空気の影響はあるんじゃないだろうか。
 
島国と大陸(と地続き)の違いもありますが。
 
 
 
 
それと、「湯水の如く」という日本語の表現。
 
水が豊富にあるからこその表現ですよね。
 
雨が少なかったりして、水が貴重な地域ではありえない言葉。
 
 
photoAC
 
 
 
日本でも昔から農業水などは大事ですし、現代では「水資源を大切に」という考え方があるし、夏に渇水ということもありますが、それにしても、降雨量やら河川やら、基本的な感覚が違うだろう。梅雨時、台風、etc.
 
傘
 
 
日本でも、たとえば千葉県と北海道では全然違うし、1つの国の中でもいろいろではありますが。
 
 
海の色とか暑さ、日差しの度合いは違いますが、千葉県(特に房総)は、北海道よりは、むしろグアムに近いような気がします(笑)。植生の感じ、葉の色の濃さが。
 
 
 
これもまたphotoACより、房総。
 
 
 
そしてグアム。
 
 
 
 
まあでも、房総も「南国」とまでは言えませんが・・・冬はあります。