掃き清められたお寺や神社の境内で、ポイ捨てできる人はまずいないと考えたいですね。
逆にゴミが散乱している場所では、ポイ捨てが加速度的になることも事実であります。
特に歌舞伎町の街頭清掃を経験された方はお分かりだと思います。
街をきれいにするには、前者の状況を創り上げることが必須と考えます。心理的にきれいな
場所ではポイ捨てできない人は、ゴミの捨て易い場所を探す傾向にあります。
街頭の植え込みからは沢山の缶やペットボトルが出てきます。またグレーチング(排水溝)は火消しに
なるので、灰皿替わりにされてしまいます。更に見つかると不具合な盗難された財布など
は、店に台車を乗り上げるためにかけられた渡し板の下の掃除をすると、たまに見つかり
ます。
環境を変えるには、視界に入るゴミや再生利用資源等を拾うだけでなく、ポイ捨てする人
の上をいき、考えられるすべての場所を掃除する必要があると思います。
まさに『凡事徹底』すべてに行き届くとは、こういうことではないでしょうか。
(鍵山 幸一郎)