前回子供の頭痛について説明しましたけど、今日は、子供の頭痛の種類を説明したいと思います。


子供の頭痛の種類

子供の頭痛では、多くは「風邪」が原因です。
しかし、なかには、髄膜炎や脳腫瘍などの重い病気の時もあるので注意が必要です。
頭が痛いという症状の他に目につく症状があるときには、要注意!
子どもの体調をよく観察してあげる事がとても大事。
子どもの頭痛が起こる病気をあげてみました。


熱・鼻水・咳を伴う時

普通感冒
かぜは感冒とも言います。鼻・喉・気管支などの粘膜に色々な原因で急性の炎症が起こる病気の総称。
子供の頭痛のほとんどが風邪によるものです。
インフルエンザ
インフルエンザウイルスはA型、B型、C型に分類されます。
治療は合併症がなければ1週間ほどで治ります。必ず医師の診察を受けましょう。
高熱とともに悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状があります。
慢性副鼻腔炎
鼻の奥にある副鼻腔で慢性の炎症が起こったもの。
蓄膿症とも呼ばれます。頭痛を感じることもあります。


高熱・けいれん・意識障害などを伴う場合

髄膜炎(ずいまくえん)
多くは、細菌性と無菌性の髄膜炎に分類されます。
乳児に多いのが細菌性。症状は発熱だけで他の症状もなく熱はありません。年長の子どもに多いのが無菌性。頭痛と嘔吐が主な症状になります。
脳炎
脳にウイルスや細菌などの病原体が感染し、炎症を起こすのが脳炎。
ウイルス性脳炎は、急性脳炎と遅発性(ちはつせい)ウイルス感染症の二つに分類されます。
急性脳炎は、発熱、頭痛、嘔吐などで始まりまり、後に意識障害をきたします。
錯乱するなどの精神症状やけいれんを起こすことももあります。
単純ヘルペス、コクサッキー、日本脳炎、風疹、麻疹などによる脳炎が有名です。


眼の疲れや痛みが伴う場合

視力障害
近視・遠視・正乱視・不正乱視・老視・色盲・色覚異常・弱視など、視力に異常がある場合に、脳による画像処理が困難になります。
それに伴い頭痛を起こすことがあります。


立ちくらみを伴う場合

自律神経失調症
自律神経は体の内や外の変化に応じて反応しますが、反応はホルモンの変動や精神状態ともかかわってきます。疲れやすい・だるい・のぼせる・冷える・めまい・頭痛などの症状が出ます。


耳の強い痛みを伴う場合

中耳炎
鼓膜の奥の中耳に急性の炎症が起こり、軽い炎症の場合、耳が詰まった感じや、耳の痛み、難聴程度です。炎症が強いと激しく耳が痛み、熱が出たり、頭痛を起こしたりします。


外傷がある場合

頭部外傷
頭皮・皮下組織・頭蓋骨などの損傷が起こっても、脳が傷つくか、他部分の怪我が脳に影響しなければ問題はありません。
頭を打って意識がなかったり、吐き気をもよおしたるりという症状がある場合は、脳神経外科を受診しましょう。


東京施術院
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