今シーズン、やけに目立つ同一カード同一先発投手での一戦、一週前に6回を9Kと完敗した相手ポンセだけに不安を持っての観戦である。

 

所がそんな状況は初回のみ、2回に打線が爆発、予想もしなかった一挙7得点、ここでゲーム終了である。

五人全てがストレートをセンターに放った連打は見事であった

 

 

開幕時から三人のクリンアップに栗原をくっつける打順を期待していたが、その栗原が思いのほか調子を崩していて、当初はボールへのコンタクトが全く出来ず、本来の打球が出ない期間が長く続いたため、前に川村が入る並びが続いていた。

打率も一割台が続き、一体どうなったのだろうと見ていた。

 

 

 

ここ数戦で、タイミングも取れた強いスイング、コンタクトも芯で捉えられるようになり、本来の感覚を取り戻せたように見える。

これで開幕時から個人的だが、描いていた4人の並びがようやく実現出来た。

これでホークス打線の出力はさらに強力になったことは間違いない。

 

全員が打ったがゲームだったが、今後を見据えるとこの栗原の復調が今日の一戦の一番の収穫になったと感じている。

 

得点の21x-0というのも珍しいが、その内容が頼もしい限りの打撃である。

  本塁打 3

  三塁打 4

  二塁打 5

  シングル 11

というもので、これほど外野の頭を越す打球が多く出たゲームは記憶にない。

 

有原も前回の反省もあったせいか、安定したスタートが切れ、

 6回 57球 4安打 1四球

 

完全な有原ペースで省エネ勝利をあげた。

やはりこの人は今のホークスでは最も安定した先発と言えよう。

 

問題は明日の先発の和田である。

 

前回のハム戦でも5回91球は仕方がないにしても、被安打が8本、まだまだ球は普段の出来にはないことが見て取れた。

 

急激な改善も期待は出来ないだけに、今回も打線の援護は必要であろう。

今日の得点を明日にとっておきたいような気持ちになる。

 

相手庄司もさほど苦にする投手ではないので、4,5得点をクリンアップ+栗原で挙げてくれるかどそれにそれにベンチが投手交代を遅れないかが鍵になるだろう。