たかがメイク、されどメイク | 東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

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フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています



CAのメイクは
少し派手めがよいと言われていますよね

ホリが浅い日系やアジア系CAは
特にメイクを濃い目にする傾向があります

青白い機内の照明の元でも
華やかに映えるようにです


そこで思い出したのが
眉毛のインパクト


かつて
墨汁のように黒くて太く
四角く縁取られたような
不思議な眉毛をした先輩が
いらっしゃいました



面談などで顔を見合わせている時
眉毛の形と色が気になって

ついつい眉毛に視線がいってしまい

注意やアドバイスを受けながら
話の内容が入ってこないほど気になるのです



その眉毛
違和感があるな、と思っていたら

アートメイク
いわゆるイレズミだと、ご本人から伺いました


アートメイク
流行っていた頃ありました

でも

メイクや眉毛の形って流行があり
その後、眉型を変えられないのではないかと
気になりました
 
 
眉毛の形で
年齢が分かるとも言われているくらい
トレンド感があるのです
 
 
 
 
 
 
 
そして
気が強そうに見せたい時は
目尻に向かって上向きに描くと
目も上がって見えて効果があるといいます
 
 
メイクって
モチベーションを上げたり
体調がイマイチで顔色が青い時にも
明るくしたりと
私たちの強い味方なんですよね
 
 
 

メイクの歴史を紐解くと
 
紀元前3000年のエジプトでは
すでにメイクをしていました
 
壁画で見るように
古代エジプト人はクレオパトラのように
目の周りにアイラインやアイシャドー
を入れています
 
これは、魔除け、虫除け、日よけのためであり
 
マラカイトグリーン(深緑)や
ラピスラズリ(濃紺色)
の宝石を砕いて使用していたのです
 
 
やはり、メイクには
古代から、美以上の要素があったのですね
 
 
 
 
 

長い歴史のあるメイクですが


バージン・アトランティック航空では
客室乗務員のメイク義務の廃止を決めたそうです
 
 
 
私は
ほどよくメイクしている方が
仕事感があって好きです



ともかく、FSCやLCCがひしめき合う中
これまでのエアラインの習慣が
新しい感覚で次々と変わっていきます

時代にマッチした変更もあり
コストを抑える変更もあり

レガシーキャリアにも
今後、どんな影響を与えていくのでしょうか
面白いですね
 
 
そらさくらんぼ