ふたたび乱礁遊歩道へ。ネタバレのようにならないように前回記事で省略した解説パネルを一枚だけ紹介します。能登半島地震でもありましたが台地はダイナミックに動いているのですね。
さらにもう一度国道を挟んでいよいよ室戸岬灯台と最御崎寺へ向かいます。
700m弱の上りです。
超人弘法大師は岩も一捻り
読めないのが残念な標石。「これより」とでも書いてあるのでしょうか?
こちらは「運輸省用地」。灯台があるからでしょうか?
そしてついについに第24番札所最御崎寺に到着です。23番から77㎞とのことで4日かかりました。「最」の字を「ほつ」とよぶこのお寺。人気のようで大勢の参拝客でにぎわっていました。私が登山道からこの門前に出たとき、ちょうど駐車場からバスツアーと思われる40〜50人の団体さんが駐車場側からゾロゾロゾロゾロと途切れることなく現れてなかなか境内に入れませんでした。
彼らの入山を見送ってから山門をくぐりましたが、お堂の前も込み合っているので参拝は少し待つことにして、先に来ていた例の欧州の二人とベンチでおしゃべりしていると一人の男性から声をかけられた。航空自衛隊のパイロットさんで4巡目で逆打ちとのこと。敬礼ポーズで写真を撮って生存報告をするのだとか。この団体さんがいなくなってから写真を撮ってもらってよいかと聞かれたので快諾。歩き遍路の最初のころ、こういったバス遍路の団体さんには少し眉をひそめたものですが、納経帳の山を抱えて納経所に駆け込むツアーガイドさんは、どなたも我々歩き遍路への気遣いをしてくれています。大量の朱印、墨書をこなしている職員の方に声をかけて、割り込ませてくれます。こういう団体さんが落としてくれるお金もお寺の維持には欠かせないものだと思えば、ありがたいなと思えるようになりました。歩き遍路だけではこのシステムは維持できませんからね。
参拝を終えて灯台へ向かうと海軍標石がありました。ここに載せた「参」と「四」の他に「貮」もありましたが「壱」は見当たりませんでした。
室戸スカイラインからの参道沿いには世界の偉人の写真入りの石塔が並んでいました。
スカイラインへ出ました。「ようおまいり」。ありがとうございました。
デンマーク人はこの近くに泊まるということでもう会わないだろうからお別れの挨拶。イタリア人はしばらく抜きつ抜かれずで歩きました。
景色が素晴らしいとおすすめされていたスカイラインですが天気が残念。雨でないだけましですが。
Day7で見たのとは少し違う顔が並んでいます。