夜中に緊急地震警報がスマホと防災無線から鳴り響いてたたき起こされた。
それほどの揺れではなかったけれど足摺岬方面で震度6弱だったらしい。ここまでの道中、散々津波対策の施設や看板を見てきたうえに宿は海沿い。ものすごく緊張したけど津波は大丈夫そうでした。
そして朝、今日はすっきり晴れていて欲しかったけど日の出は見れませんでした。
同宿だったイタリア人とデンマーク人を盗撮。
夕べは痛み止めを飲むことも忘れていた。一時は本当にダメだと思ったけどすぐに治って良かった。しかも今日は重い荷物を次の宿まで運んでいただけるので足の休養にはピッタリです。でもこういった荷物運びのサービスを邪道と非難する人がいるらしいのです。運搬する荷物は重ければ重いほど価値がある、他人の助けなんか借りたくないというスタイルを貫くのも人それぞれなので好きにすればいいとは思いますが、そういう主義を他人に押し付けなくてもいい。
そんな私はバス停で待っているときに、民宿の女将さんに声を掛けられ、車で欧州人を送っていくからよかったら一緒にどうぞということで、お言葉に甘えて同乗し、廃校水族館で下ろしてもらいました。他人の世話になりっぱなしです。この宿の女将さん、控えめというか、いつも申し訳なさそうにしているように見えるのですが、とても思いやりがあって親切な方でした。もっと自信をもって堂々と振る舞ってもいいんじゃないかと思えますが大きなお世話ですね。(追記:Youtube Liveですねどらさんがこういった送迎はあくまでもお接待であって、必ず保証されているサービスではないので、自分の時はなかったとかとクレームを入れないようにとのお話をされていました。その通りだと思ったので追記しておきます。)
では出発。油断しないようにアキレス腱伸ばしを入念にします。
ここまでの遍路道で、過去に見た総数の何倍も見たイソヒヨドリ。オスとメス。
徳島市からの距離。この距離標と道路のペイントの位置はいままでぴったり一致していたのに何故かここはずれています。測量ミスがあって修正したのかな?
海岸というものは公有地だと思っていましたが私有地もあるのですね。確かにプライベートビーチっていうか? だから、高知県のものであることを示す杭がたくさん打ってあるわけだ。
ふと、見慣れぬ格好の鳥が目の前を横切って遠くの岩の上に止まりました。
コンデジでズーム。ぶれてはいますがハヤブサでした。野生のは初めて見ました。ラッキーです。スマホ以外にカメラを2台持ちなんてそれこそ邪道ですが持ってきてよかった。
高知県標石
擁壁が崩落した痕跡でしょうか?
あれが室戸岬かなぁ。
違う意味での三角屋根のへんろ小屋
「密漁は明らかな犯罪です。」ていうか、犯罪になる漁のことを密漁と呼ぶような気もするが...
道中の神社ではもっぱら狛犬撮影だけ。
焼き物ですね。
昭和六年と刻まれています。
こんな服装に着替えてる暇があったら、まずは子供だけを連れて避難したほうがいいのでは?そのうえで、まだ相当時間があることが確認出来たら、戻って着替えてからおばあさんを背負って連れ出すとか。
煉瓦塀
木造建築
軒下の長い棒
陸橋
変わった花だなと思ってグーグル先生に聞いたらオランダカイムという答えが返ってきたけどどうでしょうか?
あのサバらしい日々よもう一度
謎の箱
ルーチン作業
このあたりのカタカナ地名は面白い。謎の多い深海生物みたい。マメガウチ、大ヅエノ。
純白の像が見えてきました。
V🐋マーク付きの消火栓と仕切弁の蓋。 Vは室戸岬を表しているのでしょうね。
高い壁に囲まれた民宿。El Flamenquitoというスペイン語風の名前がついています。
こちらのホテルは残念ながら廃業されているのかな?
白い像は観音像ではなく空海像だそうです。
国道を逸れて乱礁遊歩道へ入ってみます。乱礁という言葉は初耳です。
弘法大師ゆかりの行水の池。いまでは緑色に藻が茂っていてとても入りたいとは思えないほどの水質でしたが当時の様子はかなり違っていたのでしょうね。
ビシャゴ岩
♪烏帽子岩が近くに見える
遊歩道にはさまざまな種類の岩に関する丁寧な解説看板がいくつもありましたが、掲載は省略しておきます。
さて、今回のお遍路で楽しみにしていた場所に到着しました。弘法大師が修行し悟りを開いたとされる御厨人窟(みろくど 左側)と神明窟。今朝、車で少し先からスタートしていたデンマーク人とイタリア人に追いつきました。私が付いた時、彼女たちはここを離れるところでしたが。
実は、この洞窟、先ほど歩いてきた遊歩道沿いにあると思っていたのですが実際は国道に出て、海とは反対側の崖にありました。元々この二つの洞窟は波の浸食によって出来たもので、空海の時代を含む2800~1000年前はこのあたりが海岸線だったそうです。その後の巨大地震で5mも隆起して今の場所になったそうです。
御厨人窟内部。入れないこともあるらしいのですがこの日は入れました。
この洞窟から外を見た所。崖の落石除け?の屋根が視界を遮っていますがこの空と海が空海という法名の由来なのだそうです。晴れていないのが残念です。
四国八十八ヶ所カメラ歩き遍路 シーズン1