築地の自動洗浄槽蓋? | 東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

マンホールや消火栓などの蓋、特に地味蓋を中心に観察しながら歩きまわります。タイトルとは裏腹に都外出没頻度も高いです。

東京都中央区の築地本願寺近くに古そうな二枚組の角蓋がありました。
 
 
                          
自動洗浄槽の蓋に似ています。通常、自動洗浄槽の蓋は穴が開いていなくて「自働洗條槽」と書いてある二枚組の角蓋と↑↑のように文字がない穴あきの二枚組角蓋で「駅からマンホール」さんのブログ記事「下水君100周年記念企画 ~ 自働洗滌槽」に恐ろしく詳しい解説があります。
                          
今回、出会った蓋は下の写真のように小田原町交番の前の歩道上にななめに設置されており、文字のある無孔蓋はありませんでした。

                          
正体を探ろうと下水道台帳を見てみると、「日」という字のような記号。「防潮扉付人孔」とのことです。「防潮扉」というのは、海や川に放流している下水配管に大雨などで潮位が上がった時、逆流してくるのを防ぐものではないかと思います。                           上流側には「〼 分水人孔」があり、雨が降って合流下水管内の水量が増大したときに処理場の能力をオーバーしないように一部を放流するための装置だと思います。上流から雨水、下流から高潮のせめぎあいをこなしているのでしょうか? このあたり、素人なので根本的に間違っているのかもしれませんが。。。