キミに生きてて欲しかった | 東京わんにゃん保護っ子日記 都会の真中の小さなシェルターで暮らす家族になりたいシッポたち

東京わんにゃん保護っ子日記 都会の真中の小さなシェルターで暮らす家族になりたいシッポたち

東京で保健所や虐待現場などからレスキューされ、新しい家族を待っている保護っ子犬&猫たちの様子を発信しています。
ペットを家族に迎えようと考えてらっしゃる方は、是非覗いていらして下さい。
ご縁があれば嬉しいです


いつもこの時期には、
「どうか誰も轢かれたり事故に遭って亡くなっている子がいませんように。」

と祈りながら、車を運転しています。


けれども今日、保護犬たちを連れて行ったドッグランの帰り。
水元公園近くの6号線の信号待ちで、交通事故に遭った子猫を見つけてしまいました。

大急ぎで路肩に車を寄せ、抱き上げました。
小さな軽い身体。
まだ、2〜3ヶ月の仔猫でしょう。

まだ、身体も暖かく柔らかく、万に一つの可能性に掛けて救急病院に連れて来ましたが、残念ながら既に亡くなっていました。

ウチのシェルターには今、お預かりしている仔猫がいます。この子より少し小さい子たちですが、この子と同じ白っぽい柄。
亡くなった子猫の姿と重なり、何とも言えない週末の夜になりました。

あの子たちと、今、亡くなった子。
何が命の明暗を分けるのか。

最近、都心でも公園など緑の多い地域では、捨て猫が増えているそうです。
既に猫ブームの反動が始まっているのだと思います。

捨てる人が言う言葉に
「ここなら生き延びられると思って」
というのがありますが、緑の多い場所なら、果たして本当に幸せに生きられるのでしょうか。

私はそうは思いません。

捨てられた子たちがお外で生きて行くには、ご飯にありつくだけでなく、自分の命を繋ぎ続けるための全てに必死にならなければならなくなる。
自然の中なら他の動物に食べられたり、都心ならこの子のように交通事故で命を落とす。
具合が悪くなっても、誰にも助けても貰えない。

お外の子たちとお家の子たち。
1番の違いは、守ってくれる人がいるか、いないかです。
そして、犬や猫のように、人と生きるように進化して来た子たちにとって、人間の庇護なく生きることがどれほど過酷であることか。

だから。
犬や猫を捨てる方々には知ってて欲しい。
「森に放そうが、公園に放そうが、
人に見捨てられた子たちはどうあがいても幸せになんてなれない。辛い辛い一生を送ることになること」
これだけは、知っていて欲しい。

運良く生き延びても、その子供たち、そのまた子どもたちも。
人に捨てられた後、その子の末裔まで、ずっとずっと
危険な都会で、或いは厳しい自然の中で
生きていかなければならなくなる。

あなたが動物を捨てるという事は
その悲しい命の連鎖をあなたの手で始めることになる。
その事を知っていて欲しいと思います。

暗い路上で、目を開いたまま横たわっていた仔猫。
何処にも外傷はなくて、
多分、ほんの少し前までは、普通に生きていた子。
ほんの30分くらい前までは、
お腹空いたな、とか、眠いな、ママが恋しいな、
とか、色んな事を感じていた命。

この子だって、お家の子として生まれていたら、車の沢山走る道路を渡る必要もなく、いつも快適な室内で、ヌクヌクと飼い主さんに可愛いがられて幸せに長生き出来たかも知れない。
そう考えると苦しい。

轢かれ続けてボロボロにされるのだけでも、
避けてあげられ良かったけと、
本当は
キミに生きていて欲しかったな。

合掌。