〽なぜに泣かすか 宗右衛門町よ〽
1962年の北原謙二氏の『さよなら さよなら さようなら』の歌詞を変更し、1972年にクラウンから発売された平和勝次とダークホースの『宗右衛門町ブルース』。
このクラウンのメジャー盤の前に自主製作されたのが、上の画像のレコードジャケットのものとなります。
Wikipediaの情報によると、この自主製作盤は約500枚ほどしかプレスされなかった様で、それ故か中古市場でも見かけません。
演奏は、ワンツースリーという名義のグループ(?)となっており、ドラム、ギター、ベースというシンプルな構成。
この辺からも自主製作の色が濃く出ています。
しかし平和勝次氏のボーカルは、自主製作盤とは思えぬ力量を持って録音に臨んでおられ、メジャー盤と遜色ありません。
後奏で、片面を担当した桂小春氏による「しょーもない。よーこんな歌うとーてるな。表の歌の方が面白おまっせ!」という台詞が挿入されています。
関西独特のノリがこの辺りからも伝わってきます。
【レコードデータ】
レコード会社:記載なし
レコード番号:TPS-1010
発売日:?年?月?日
A面 『宗右衛門町ブルース』 作詞曲:平和勝次(*) 編曲:記載なし 唄:平和勝次
B面 『ペケペンオリンピック』 作詞曲:桂小春 編曲:記載なし 唄:桂小春
(*)レコードの記載上、作曲は平和勝次氏となっていましたが、実際は山路進一氏となります。
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