「兵隊アブラムシ」「幼虫」「成虫」「白血球=兵隊アブラムシ」 | けいきちゃんのブログ

🌸兵隊アブラムシ(永遠の幼虫)

 

 ☆彼女たちは戦うために生まれてきた戦士

 

⛳兵隊アブラムシは、戦うために生まれてきた
 ☆彼女は、戦うことに生き、戦って死んでいく

 *すべての兵隊アブラムシがメス
 *兵隊アブラムシは、戦うために生み出されている

 ☆アブラムシの仲間は4千種以上で50種程度

 *兵隊アブラムシという階級を持つ
 *彼女たちは、生まれながらにして戦うことが出来る兵士

 *武器として、厚い皮膚も貫く口針を持っている

 *針には、毒が仕込まれていて、敵を倒すことができる

 *アブラムシを餌にする天敵の昆虫から群れを守る

 

⛳昆虫にとって「成虫」は、子係を残すための繁殖の世代

 ☆兵隊アブラムシに与えられた使命

 *他のアブラムシを守ること

 *戦うために生まれてきた彼女たちは子孫を産む必要もない

 *成長する必要さえないのだ
 ☆彼女たちは幼虫のまま戦い続け、幼虫のまま死んでいく

 *彼女たちは幼き少女兵として

 *常に最前線で特攻を繰り返す宿命にあるのである.

 ☆アブラムシの寿命は1ヵ月程度である

 *寿命を全うできる兵隊アブラムシは少ない

アブラムシは昆虫の中でも弱い存在

 ☆テントウムシなどアブラムシを餌にする昆虫は多い

 *どんなに数を産み増やしても、次々に食べられるだけである
 *兵隊アブラムシたちが身を犠牲にして戦えば、仲間の命を救える

 ☆自らは子孫を産むことはできなくても

 *同じ遺伝子を持つ仲間の命を守ることができれば

 *それは自らの遺伝子を残したことになる
 ☆そのため、兵隊アブラムシは仲間のために戦う
 *彼女たち戦って死ぬことができれば、本望なのだろう

 ☆集団を守るためだけに生まれてきた彼女たち

 *何とも残酷な感じがするが

 *私たちの体の中でも同じようなことは起こっている

 

私たちの体はもともと、1個の受精卵だった

 ☆私たちの体の最初、単細胞生物だった

 *1個の細胞が細胞分裂を繰り返し、器官を作り上げてきた
 *60兆個とも言える細胞が、分業し1つの生命体を形作っている

 ☆人間の血液中の白血球

 *体内に侵入した細菌やウイルスを自らの体の中に取り込んで殺す

 *そして自らもやがて死んでいく

 *白血球は、私たちの数ある細胞の中で

 *戦う為に生まれてきた防御細胞なのだ

 *傷口の膿は、死んでいった白血球の残骸でもある
 ☆私たちの体の中では、白血球に守られながら

 *他の細胞はのうのうと生き延び、私たちの体も健康に保たれる

 ☆アブラムシの世界では、兵隊アブラムシに守られながら

 *アブラムシのコロニーは平和に保たれる
 ☆生命は尊く、かくのごとく残酷なのだ

                      (敬称略)

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⛳出典、『生き物の死にざま』

 

 

 

 

「兵隊アブラムシ」「幼虫」「成虫」「白血球=兵隊アブラムシ」

(ネットより画像引用)