こんにちは。

 

 

とくちゃんです。

 

 

前回までの記事はこちら。

 

 

わたしは、いわゆる”かぎっ子”でした。

両親は共働きで、同居していた祖母も畑仕事をしているので、帰宅しても家には誰もいません。

自分で自宅の鍵を開けて、家の中で過ごしていました。

 

 

同級生のみんなは、スクールバスで帰ってしまうので、一緒に遊ぶことができなかったからです。

一緒に帰るのは、6年生の先輩と同級生の2人でした。

それでも、私の家は徒歩3分くらい。すぐに着いちゃいます。

 

 

家にいる時の決まり事は、『変な人が来たら大変だから、窓や玄関は開けないこと』

いわゆる居留守状態です。

これだけは守りつつも、あとは自由時間です。

 

 

シーンとしている家の中、一人で3時のおやつを食べます。

たまには、宿題でもやるかと広げてみるけど、めんどくさーい、長続きしません。

適当に終わらせて、ゴロゴロしていると、母親が帰ってきます。

「ただいま〜、おかえり〜」いつもの何気ない会話です。

 

最初のうちは、こんな過ごし方をしていました。

 

 

かぎっ子生活も慣れてくると、何をしようか考え始めます。

休みの日に見つけた、小さなビデオテープが小学2年生時代の私を変えていきました。

 

きちんと見られる状態にしたビデオテープの中身を見てみると、そこには、

幼少期の私が写っていました。

 

まだ抱っこされている状態から、小学校に入る前、、、おそらく5歳くらいまででしょうか、

私が記憶にない、知らなかった過去の記憶が、残されていました。

 

 

障がいのある家庭に生まれ育った、大変な時期に生まれた、末っ子の私を映しているビデオ。

そのビデオの中には、家族からの愛情をたくさん注がれている映像がたくさんありました。

 

 

毎日毎日、ビデオを見続けます。

そんな中で出てきた感情は、とても不思議なものでした。

 

 

次回、わたしの世界観41〜小学校低学年11 愛されていた過去の記録〜に続きます。