今日の記事は私が特別養子縁組の当事者団体を設立して団体の活動としてやっていきたいことの第三弾です!

第一弾~第二弾をまだ見ていらっしゃらない方は11/20掲載分の記事から先にご覧ください。

今日ご紹介するのは、「特別養子縁組当事者による養親(養親希望者)のサポート」です。
特別養子縁組の当事者として講演をしていると、ご夫婦にお会いすることができます。
特別養子を抱えてきてくださる方も、今まさに養子縁組に向けて準備中のご夫婦もいらっしゃいます。
講演はあくまでも大人数に対しての発信なので、言葉も慎重に選びますし大きなスケールで話しています。

私の講演ではいつも「私は模範解答をお伝えするのではなく一例をお伝えします。私の話はきっかけに過ぎません。自分の子供と向き合い多くのことを考えるきっかけにしてください。」と言います。
私の話に限らず、当事者の声はそのスタンスで聞くのがよいと思います。

私は上記のようなスタンスなので、非常にざっくりとした話し方をします。(あれでもざっくりしているつもりです。)
ですので、実際に一組一組大きく異なるご夫婦や家庭ではそれぞれに出てくる悩みも違うと思うのです。
講演の後に話せる時間をとることができればいいのですが、数が多すぎてさすがに難しく…

そのため、講演会とは別で、各ご家庭と個別でお会いして、子育ての不安や、心配事などを聞き養子当事者なりにお話をしてみる活動をしていければと思っています。ここでも、模範解答の提示ではなく、一緒に考える、一緒に悩む、考えるテーマの提示をメインにしたいと思います。

もちろん、当事者団体に参加したら全員がこの活動をするわけではありません。
希望者のみです。
しかし、私はこの活動は当事者が自分の人生を整理するのにも役に立つと思うのです。
様々な家庭のお話を聞き、自分の養親たちが自自分と縁組をする際にどのようなことを不安に感じたのか。どのようなところに喜びを感じていたのか。そんなことに触れる活動でもあると思っています。
だからこそ、養子当事者にとっても意味のある活動だと思うのです。

当事者だから持っている視点で、議論に現実味を帯びさせる。養親の方たちに、子供目線に立って子育ての取捨選択をする習慣をつけていただく。養子の価値観や思考に触れて、自分たちが養子の子供たちに何をしてあげられるか考えるきっかけにしてほしい。
そのように思います。

【お知らせ】
12/8に東京で講演会を行います。テーマは真実告知についてです。
イベントは毎度盛況で、次回は第三回目の実施となります。
ぜひご参加ください!