3番ピストンが苦手な方 | アレクサンダー・テクニーク for Trumpet           ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

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勉強中であるアレクサンダー・テクニークについてと、それをトランペット演奏に活かすアイディア等を書いています。

アレクサンダー・テクニーク教師養成コース在籍。千葉県在住。
ツイッターもやっています。@toku_tp

はい、私です。


1、2番だけなら大丈夫だけど、3番ピストンを使うとなると薬指が動かない~!と手首を振ったりグーパーを繰り返したり…それでも出来ない事が多いのでイライラ…


まずは薬指に対する認識を変えてみましょう。そして3番ピストンを押すのに動いているのは本当に小指だけなのか確認してみましょう。

薬指の付け根ってどこにあると思いますか?指先から数えて1、2、3番目の関節、手のひらと指の間…

…と思いますよね?
実はさらにその下、手首の近くにあります。

レントゲン写真を見ると手のひらと呼ばれる所にも一本一本指の骨があるんです。そういえば~…屁理屈でしたかね?笑


もう一つ、ミレミレ…と1.2、1.3を交互に吹いて下さい、手首が少し回る動きするのが分かりますか?

手を前に出し、手のひらを上に向けて、下に向けてを繰り返してみてください、この動きも使えるんです。

一つ目のアイディアは頭動けるようにしてあげて、体全部を動けるようにして、手首が動けるという事も思い出しながら吹いてみて下さい。



もう一つのアイディアは音を変えるために何をしているか?を考える、です。

音を変えるために何をやるか?→ピストンを押す。なぜ押すのか?→管の長さを変えるため。音を変えるにはその音にあった管の長さにする必要があります。

少し不思議な感じがするかと思いますが…

頭を動けるようにして、体全部も動けるようにして、音を変えるために管の長さを変えてみよう。


上手く出来たでしょうか?私は両方のやり方とも上手く行きましたが、しっくりくる方法でやってみると良いと思います。


やり方を一つだと決めつけないで、こんな動き方もあるんだという可能性に気付いてぜひ色々と試してみて下さい。