苦しい教習のなかで | う、うまれるっ!(第一/第七ステージ)

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規定時間内にこなせない焦りから、何度となくやめようかとも思いましたが、仮免許取得のとき、励みになる存在に出会いました。いわゆる「恋」ってやつです。私の片想いでしたが。

彼女(以下Cちゃん)は短大生でやはり就職活動も一段落しておりました。Cちゃんは私よりはずっと実技は優秀でしたが、学科の方で難渋していて、模擬テストではいつも合格点に達していませんでした。
Cちゃんとの出会いのきっかけは、実技対策の時間に一緒のグループになったことからでした。順番待ちをしているときの私の深刻そうな表情を見た彼女が「とこつきさん、大丈夫よ」と声をかけてくれたのです。互いの苦手部分の話になって盛り上がり、路上教習が本格的になる頃まで、結構、時間を合わせて会っていました。食事には残念ながら誘えませんでしたが。
Cちゃんは実技試験を先に受け、見事に合格したものの、学科試験で物の見事に不合格。私は学科試験を彼女のリトライの試験と同じ回で受け、あっさり合格し、実技試験でずっこけました。結果的にはCちゃんはリトライを辛くも通過して、一足先に路上教習に出ていました。

私は必死になって実技の補講を受けて、ようやく路上にでる流れとなりました。少々前後してしまいますが、坂道発進、縦列駐車、きりかえし、クランク通過といった所でも私は少々時間がかかっていました。本当にお恥ずかしい話ですが。