集団的自衛権とアメリカ | 所沢市の行政書士のブログ

所沢市の行政書士のブログ

埼玉県所沢市で行政書士事務所を開設しております。
遺言・相続・終活・成年後見をはじめ、法人設立・許認可関係業務も行っています。
ちょっとした息抜きにお話を聞いていただけると、うれしいです。

実に久しぶりのブログです。

現在、問題になっている「集団的自衛権」について、自分なりに考察したいと考えています。

集団的自衛権を論ずる場合、アメリカを無視できません。
正確には、アメリカの対中国政策の姿勢です。
アメリカは、対中国の貿易が大幅に伸びており、それは今後とも伸びる要素が高いのです。
貿易の量が多い国とは仲良くしなくてはならないことは、古来からの大原則の一つです。
従って、アメリカが仲良くしたいアジアの国の1番は、「中国」です。
かつては日本だったかもしれませんが、今は「中国」です。そこが、この問題の核心です。

アメリカにとって仲良くしたい中国。
しかし、「中国」の太平洋への進出策とアメリカを抜くと予想される経済力を考えると、アメリカももろ手をあげて中国を歓迎できないでいると考えます。
そこに、日本とアメリカがしっかりと手をつないでいることができる環境が生じていると思います。
結局、消去法的に日本と仲良くしなくてはならない、ということになります。

古来からの大原則のひとつに、「敵の敵は味方。」とあります。
アメリカにとっては、アジアでおそらく2番目に仲良くしたい日本と手を組む選択をしているだけなのです。

日本はどうすればよいのか?
アメリカを手を切って、自主防衛独立路線をとるのか?今までのアメリカ協調路線をとるのか?という大きな選択の時となったのです。

自主防衛独立路線は、現実的ではありません。現在のアメリカ駐留軍がいなくなり、その補てんを自衛隊に任せる場合、膨大な国防費が必要になります。1000兆円の世界最大の借金国家に出せるわけはありません。
もし、増やさない場合、日本の防衛を維持できるかは疑問です。
なぜなら、隣国には核兵器をもった国が二つあるのですから。人間の善意を信じようといった多くの人が、その命を失ってきた人類の歴史を忘れてはなりません。
それでも信じるといった方は信じて自宅のカギをかけずに、ずっと家を解放できるかを試してみるといいかもしれません。日本は国際的にも見ても安全性は高いのですから、人の善意を確信されるなら実践されることをおすすめします。もっとも、私はいたって小心者ですから実践しませんし、間違って解放された方に何かが生じましても責任はもちません。
この社会では「自己責任」が大原則ですから・・・

では、アメリカ協調路線はどうでしょうか?
その一つが「集団的自衛権」です。
アメリカの対日本の政策の変更を考えると、自主防衛独立路線より現実的かもしれません。
従来の平和環境を維持する上で、アメリカとの協調はしかたないことかもしれません。今まで平和であったことが、日本のみによって成されていたと考えるのは、いささか稚拙としかいえません。
テレビである女性が「殺すくらいなら殺される方がいい。」と発言されていました。
本心でしょうか?
私は、「殺されたくありません!」また、愛する家族が殺されるのを見たくありません。

このようなアメリカ協調路線に不安を持たれている方も多くおられると思います。
単純にアメリカについていけばいいでは、いけません。あくまで、アメリカ協調路線は日本と日本人のためであって、アメリカのものではないからです。もっとも、「協調」なのですから、日本の言い分ばかり言っては、どのような社会での「協調」は成立しません。
友人の飲みにいって、奢ったり、奢られたりする子があろうと思いますが、いつも奢っていたりしたら、友人関係も破綻してしまいます。

しかし、アメリカ協調路線が最善の策なのかと問われれば、疑問も残ります。
アメリカの世界戦略の先兵として自国の平和と全く関係のないところで戦闘にあうことは、日本にとって最善でない場合が生じるからです。
「敵の味方は敵」という三番目の大原則のそって、アメリカの味方は自分たちの敵として認識される危険があるからです。

アメリカに単純に追随することなく、自主的な判断をしっかりと有する形で、日本の戦略をすすめていただければと思います。
単純に集団的自衛権を論ずることなく、国際情勢を検証しながら多角的に論じ合って、今と将来の日本にとって有益な結論にいたればと思います。

久しぶりに書いたので、長くなってしまいました・・・