「SPIRITUAL PEOPLE」は、
ヒップホップ・グループのアレステッド・ディベロップメントのフロント、
スピーチが2002年に発売したアルバムです。
ちょうどその頃、私はそれまで以上にいろんなジャンルの音楽を聴くようになり、
ラップ、ヒップホップのアルバムもあれこれ聴いてみる中の一枚だったかと。
そして、本作は、今なおしばしば聴く機会のある一枚になっています。
この点、本作はそんなに、
ラップ、ヒップ色の強いアルバムというわけではないかもしれません。
そんな曲も収録されているものの、
あくまでカラーのひとつという印象で、
むしろ、ロック、ポップスの作品という印象の方が強い。
まあ、ロックとまで感じるのは、
ボナトラとして最後に収録された
「リデンプション・ソング」が大きいのかな。※
とはいえ、トータルとして、ブラック・ミュージック色云々でいうならば、
他のアルバムの方が濃いかと。
そう考えると、私の場合、年々、
ブラックミュージックの素晴らしさを知り、
よりいっそう音楽を楽しめるようになったと自覚しているとはいえ、
結局、好みは、ロック・ポップス寄りの作品のままなんだなっていうね。
でも、歯がゆく感じつつも、それはそれで、納得だったりしています。
ある意味、目的と手段の話みたいなものとでもいうか。
※
もしかしたら、「リデンプション・ソング」は、私の場合、
オリジナルよりこちらのバージョンのほうが、
よく聴いているかも。