モーニングトン・クレセントで学ぶ英国菓子~バッテンバーグケーキ~
モーニングトン・クレセント東京お菓子教室のステイシー先生に、バッテンバーグケーキを教わってきました。
教室が10周年を迎えるということで、特別レッスンです。
おめでとうございます!
今回のレッスンメニューであるバッテンバーグケーキは、上の写真の看板にあるとおり、モンクレのロゴになっているケーキです。地味な見た目のお菓子が多い英国菓子ですが、バッテンバーグケーキは、ちょっとかわいらしい雰囲気が漂うケーキです。
バッテンバーグケーキとはどんなケーキ?
バッテンバーグケーキ(Battenberg cake)は、いかにもドイツ語的なネーミングのケーキだと思いませんか?
バッテンバーグケーキは、1884年、ヴィクトリア王女と、ドイツのバッテンバーグ家のご子息との結婚を祝って作られたのが、由来だと言われています。
もっともこの手の話には諸説ありで、後付けではないかという話もあります。正確な由来は、誰もよくわかっていないようです。
ピンク色と卵色が市松模様になっているバッテンバーグケーキは、ケーキのまわりがぐるりとマジパンでおおわれています。
ドイツとのかかわりが濃厚なこのバッテンバーグケーキですが、ドイツのマジパンと言えばシュトーレン。ドイツではないけれど、同じドイツ語圏、オーストリアのモーツアルトチョコレートも、中にマジパンが入っていますよね。ちなみにドイツでは、マジパンについては厳格な決まりがあり、決められた配合を守っていないと、マジパンと名乗ってはいけないのだそうです。
さて、そんなバッテンバーグケーキを作ります。
英国菓子バッテンバーグケーキのレッスン
バッテンバーグケーキ1台分の型の作り方をデモで教わります。
(※だたし、実習ではバニラ風味の卵色の生地と、ピンク色の生地を、どちらか1種類を四角いセルクルで焼いて1/2にカット。ピンクの生地とバニラ風味の生地を、半分ずつ交換して作りました)
型に生地を流します。
マジパンも手作りです。
組み立て作業。杏のジャムが接着の役割をしてくれます。
マジパンは麺棒でのばしてから、ケーキを包みます。
ステイシー先生のバッテンバーグケーキです。
いつものことですが、試食が大きいのです。今回は全部いただいてしまいました。
ラブリーな見た目。
バニラ風味のスポンジ生地、アーモンド風味のピンクの生地、甘めの組合せなので、杏ジャムの酸味がいい仕事をしてくれます。あまりマジパンをたくさん食べるということはなかったのですが、ステイシー先生のマジパンはおいしいのです。
マジパンがはみ出ている端っこは切り落としますが、実はマジパンが一番たくさんあるので、ここが一番好きかも・・・
こちらは帰宅してから撮った、わたしのバッテンバーグケーキです。今回のレッスンは、ちょっとやらかしたのですが、何事もなかったかのように出来上がりました。
ラップに包んで持ち帰ったので、ラップの跡がついていますね。
英国菓子にしては、組み立てなどでちょっと手間のかかるケーキです。
スコーンなどのように、家で作ってティータイムを楽しむというよりは、できているものを買ってくるケーキかもしれません。
今日のレッスンは4時間と、モンクレにしては長めのレッスンでした。先生の話もたっぷりうかがって、楽しい10周年特別レッスンでした!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。