異議あり☆ためしてガッテン「骨盤ダイエット」(7) by きよ | (元)骨盤ケア教室お世話係・ちかこのブログ

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※この一連の文章は、私、ママ・チョイス代表西井紀代子 の原稿に、
トコちゃんベルト開発者・渡部信子先生 が手を入れたものです。
よって、医療者の視点も入っています。

2011.8.3 NHK 「ためしてガッテン」街のウワサを大検証 それってホント!?スペシャル
【骨盤ダイエットでやせられる?】での検証内容への疑問
(7)

◆結局、骨盤は健康にもダイエットにも、関係なし?


結局、骨盤をどうこうしても、ダイエットはできない、ということのようです。

私も、二週間体操した(番組中の実験)から必ずダイエットができるとは思いません。

番組で「骨盤ダイエットの本に書かれていること」として、紹介していたのは

下がっていた内臓が持ち上がる

内臓下垂で圧迫されていた血流が回復

基礎代謝アップ

やせやすくなる


こう書いてあると。しかし、二週間骨盤体操の実験で、全員、基礎代謝量は増えなかった。

そもそも、この実験ではエコーで計測した恥骨結合の位置は変わらなかったので、
さして内臓がアップしているとも思えないわけで、この図式通りの結果にはならないのでは?

それよりも、普通に考えて、骨盤が緩んだ状態でその周りに筋肉や脂肪がつき、
ぼてぼて歩きになっている状態と、
骨盤がほどよく締まった状態で、余分な筋肉や脂肪がつかず、効率のよい動きかできている
状態では、どちらがダイエットに近道でしょうか。

小またの切れ上がった、お尻のきれいな女性は、それなりの動きをすることができ、
太りにくい。
でも、骨盤が緩み、お尻がたれて大きくなると、動きが悪くなり…
という悪循環にはまってしまうのです。

もちろん、血流→基礎代謝の問題はありますが、まずはこちらの要素の方が
見た目でわかりやすい思われます。

それにあの実験の体操が、骨盤を整えるのに効果があったのかどうか
これも検討されてよいのでは?

やはり、現代人は、骨盤ベルトやゴムチューブの助けを借りつつ、体を動かして
整えていくのが近道ではないかと思いました。

番組中でコメントをしておられる産婦人科医、合阪幸三先生は、
骨盤ベルト(トコちゃんベルト )が切迫早産や排尿障害を改善させる効果について
研究発表をされています。

詳しくはこちら をご覧ください。

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こちらもご覧下さい
骨盤ダイエットってホント?よい骨盤ベルトとは
骨盤ケア文献集 「ためしてガッテン」出演の合阪幸三先生 の論文要旨もあります。
★トコちゃんベルト開発者 渡部信子先生 のメッセージ「妊娠初期から骨盤ケアを習慣に

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異議あり☆ためしてガッテン「骨盤ダイエット」

(前書き)

(1)骨盤は動かない?動くのは病気の人だけ?

(2)骨盤は靭帯、筋肉でガッチリ固定されているから動き得ない?

(3)妊娠時に骨盤が緩んでも、出産が終われば元に戻る?

(4)内臓が下がることは、体の構造上ありあえない?

(5)骨盤ベルトもありえない?

(6)尿漏れ改善の効果もない?

(7)結局、骨盤は健康にもダイエットにも関係なし?