この日の予定は筑肥線→唐津線→佐世保線で、時間があればそのあと松浦鉄道を撮れればと思ってました。
その筑肥線から唐津線に向かったのですが、唐津線の撮影地情報は筑肥線より乏しい。少ないではなく、乏しいんです。地味なんです。て、その①でも似たようなことを書きましたね。
先走ったことを書きますが、この2日後、諫早市の長崎本線長与ルートで撮ってる時に、たまたま北九州市から来てる撮り鉄さんと話す機会があり、この28日のルートを言うと、思いっきり笑われました。「なんでまたわざわざ四国から来て、そんなとこ撮るのか」と。地元の撮り鉄からも見向きもされない路線よ、とも。私が撮った場所を伝えると、車移動ならそれぐらいしか撮影場所はないやろな、とも。


さて、唐津線です。乏しい情報の中から選んだのは、国道203号線の唐津市と多久市の市境の笹原峠から多久市に入ってすぐの場所。


写真左手が厳木(キュウラギ)駅、唐津(カラツ)駅方面。右手が多久(タク)駅、佐賀駅方面。写真中央のやや右下がりの直線部が唐津線の築堤。スマホで撮ったのは手ブレが酷くて載せれないので、列車が来る前に撮ったのを載せます。背後の芝生はゴルフ場です。



上の写真からさらに左に向きを変えて撮ったのがこの写真。上の写真の左の山陰に隠れた列車がこの写真の右の山陰から出てきたところ。
写ってる列車は12:21佐賀駅始発、12:54多久駅発、普通列車の西唐津(ニシカラツ)駅行き。使用車両はキハ47形気動車。撮影時刻は13:03。厳木駅着が13:02なので数分の遅れですね。

撮影場所は唐津市からだと国道203号線を佐賀市方面に走り、厳木多久有料道路牧瀬IC入口交差点を過ぎて笹原峠が下り坂になってすぐの「ようこそ多久へ」の看板の先で左側の視界が開けます。その先の左カーブのあたり。撮影場所はガードレールで分離された歩道で三脚も使えます。そのすぐ先の右側路側帯が普通車なら駐車できるだけの幅があります。

しかし厳木駅。十分に難読駅名ですよね。しかも厳木というのはけっこう広い地域を示す地名みたいで、平成の大合併以前には厳木町という自治体が存在し、今も厳木高校があります。クイズに出題されたら何人が読めるやろ?

撮影が終わると上述の厳木多久有料道路牧瀬IC入口交差点にある道の駅『厳木』まで戻って昼食。
注文したのはざる蕎麦500円(税込)なんだが蕎麦は氷水でしめたのか、てぐらいに冷たく、蕎麦つゆも冷蔵庫で冷やしてたのだろう、とても冷たくて6月と間違えるほどの暑さの中で撮影してた体には、その冷たさが何よりのご馳走でした。
なんの変哲もない普通のざる蕎麦だったから写真を撮らなかったけど、こんなことなら1枚撮っときゃよかった。食堂で働いてるオバチャンたちも愛想よく、まさに◎な食堂でした。


道の駅『厳木』をあとにして一路佐世保線に向かいます。佐世保線は特急『みどり』や『ハウステンボス』が走っているため、唐津線や筑肥線よりは撮影地情報は多いとはいえ、それはあくまで比較の対象がその2路線だから。撮影地情報が少ないことには変わりありません。


写真手前が永尾(ナガオ)駅、佐賀駅方面。奥が三間坂(ミマサカ)駅、佐世保(サセボ)駅方面。
写ってる列車は15:44佐世保駅および15:47ハウステンボス駅始発、16:13有田(アリタ)駅発、特急みどり・ハウステンボス22号博多駅行き。仕様車両は783系交流電車。撮影時刻は16:25。
カメラで撮影した後でスマホで撮影したために編成後部しか写ってません。オレンジ色4両がハウステンボス22号です。



同じ場所から15:31博多駅始発、16:42武雄温泉(タケオオンセン)駅発、特急みどり・ハウステンボス17号佐世保駅およびハウステンボス駅行き。仕様車両は783系交流電車。撮影時刻は16:50。この時刻に西向きに撮ったために逆光でかなり黒い写真になりました。前の写真はかなり下向きに撮ったので逆光の影響は少なかったんですがね。

撮影場所は永尾駅前の国道35号線を三間坂駅方面に進み、すぐのところにある佐世保線の跨線橋です。撮影した跨線橋の三間坂駅側には歩道がなく狭い路側帯からの撮影になります。
また付近に駐車スペースもありません。永尾駅と跨線橋の中間ぐらいに変電所があり、この日は土曜日だからか変電所の門が施錠されてたので、その前に車を止めさせてもらいました。


永尾駅を離れ有田町に入り、国道35号線から国道202号線へと進んで伊万里市をめざします。
松浦鉄道の有田駅ー伊万里駅は有田川に沿ってますが、ググってもこれといった撮影場所がHitせず、実際に線路に付かず離れずの国道202号線を走ってもめぼしい撮影場所も見つかりません。
仕方ないのでこの区間の撮影は諦め、伊万里駅を佐世保駅方面に出てすぐの有田川を渡る鉄橋を撮ることにしました。


写真左手が東山代(ヒガシヤマシロ)駅、佐世保駅方面。右手が伊万里駅。
写ってる列車は16:13佐世保駅始発、18:36東山代駅発、普通列車の伊万里駅行き。使用車両はMR-600形。撮影時刻は18:37。

撮影場所は伊万里駅から国道202号線を西に進み、有田川を渡った先の二里大橋交差点を右折した次の川西交差点の先の『まるきん』という釣具店の向かい。写真左端に写ってる広い歩道から安全に撮影できます。
ただし周辺に駐車スペースはないので、釣具店の北にあるコンビニの駐車場に車を止めさせてもらいました。
これがこの日の最後の撮影。日没の遅い九州とはいえ、この時間まで撮影できたのは晴れていたから。車を止めさせてもらったコンビニでコーヒー飲んでから晩飯を食いに向かいました。


伊万里市といえば伊万里焼。が、さすがに焼き物は腹の足しにはなりませんが、実は伊万里牛というブランド牛肉があるんです。長いGWの初日にステーキで散財とはいきませんが、その代わりに伊万里牛のハンバーグを食べたいと思います。
ネットで一番人気とあった店に向かうも臨時休業。仕方ないので伊万里駅近くの『ダイニングキッチン風の丘』という店に向かいました。

注文したのはハンバーグコース2,000円。+100円でご飯大盛りに。



それはさておき、伊万里牛のハンバーグは美味しかったです。上の写真では、テーブルに運ばれてきた時にソースが跳ねるのでと、プレートの周りにエリザベスカラーみたいな紙の覆いが付いてました。
味はコース料金2,000円の価値ありで噛めば肉汁が口に広がります。
そして食後のコーヒーに。



私は焼き物にはまったく興味も知識もないですが、さすがに伊万里焼のカップとソーサーには驚いた。おかげでハンバーグの細かな味の記憶が消し飛んでしまいましたよ(笑)。


あと伊万里駅北側にある伊万里駅前交差点に、等身大とまではいかないものの巨大な伊万里焼の美しい日本人形が設置されてたので撮りました。



交差点の両側に1体ずつ。下の写真には腰のあたりにハッキリと接合部が黒く写ってますね。上の写真にもわかりにくいですが、やはり接合部が黒く写ってます。上半身と下半身を別々に焼いてから接合したんですかね?
人形が設置された台座にはなにやら説明を記したプレートが各々取り付けられてましたが、あいにくそれは撮りませんでした。

こう言っては伊万里市及び製作者の方に失礼ですが、夜間の人通りの少ない時間帯にこれを見つけた時は、美しさよりも暗闇に浮かぶ色彩豊かな人形の不気味さが先に立ってギョッとしましたよ(汗)。
日中ならそんなこともないんでしょうがね。