…なんですよね。
私は圧倒的に後者なんですけど。
テルミさんは前者なんだそうです。
何の話かって?
今、所属している宗教団体で神エホバとみ子イエスに信仰を持った瞬間なんですけどね。
テルミさんはエホバが最初の人間アダムを深い眠りに就かせてあばら骨を一本取り出して、それを元に妻であるエバを造ったところで、科学的な検証によるとあばら骨って骨膜というモノに包まれていて、それさえあれば一旦取っても再生する唯一の骨なんだそうで、エホバは科学的見地からあらかじめあばら骨にそういう性質を持たせ、それを実際に用いたというところに信仰を持ったんだそうです。
私の場合は、崇拝対象が、神が何処かにおられる、という絶対的確信を持っていて、その、全能の神は何処に居るんだろうと思って、あちこちの宗教組織を探して回ったのですが、何処も商魂逞しく、寄付を募るのも説法を聞いていると途中で寄付箱とか寄付カゴとかが回って来たり、教会なのに「売店」があって、そこで自家製ワインを売っていたり、ロサリオを8000円くらいで売っていたり、挙句の果てには杭につけられ苦しんでいるイエスのブロマイドとかポスターとか、ン千円で売っていたり、もう、呆れてモノが言えなかったでしたが、キリスト教なんてそんなもんだろうと失望していたところに、テルミさんがエホバの証人と仲が良くなり、楽しそうに家の前でエホバの証人らしい女性二人と雑談をしているので、キッとひと睨みして車で前を通り過ぎる毎日。
で、集会に行ってくると言っておめかしして毎週末出かけていくようになり、私が小学校の頃、エホバの証人との研究に水を差して止めさせたのはテルミさんの方なのに、それを咎めると「公演のテーマが気になるだけよ!」と言って、しかも数週間したら、その集会に誘った女性宅で研究をすると言い出し、なんとしても邪魔してやる!と、決意して、研究の日は16時頃になると「まだ?お腹が空いたんだけど!」と、研究を止めさせていたのです。
が、ある日、またお腹が空いたコールをすると、その女性が「食べに来たら良いじゃない。」と言い出し、渋々女性宅への行き方を聞いて、車を停めて招かれるままにテーブルに着かされて、「あとちょっとだけだから、待っててね。はい、これが今、研究している本よ。一緒に読んでいてくれる?」と、後々私が学ぶようになる本を当時はそんなことは露とも考えず受け取って読んでいました。
コレ、何?っていう感じ。教会で散々聞いた地獄などは無くて永遠に燃え盛る炎の中で責め苛まれるコトも無くて、死者は深い眠りに就いていて、何も感じず何も考えず復活の時を待っている、という。なんだこれ。キリスト教でこんなん初めて聞いたんですけど。
「コレダ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!」という感じで匿名希望。の頭にクリーンヒット。
…そこで何故か研究司会をしている初老の女性が涙を流しはじめ、本を読むのも辛そうだったので「読みましょうか?」と声をかけると小刻みに頷くので、司会者の女性の番は匿名希望。が読んで、女性が何とか質問を読んで、質問にはテルミさんが答えて朗読はテルミさんと匿名希望。が替わりばんこで。というい感じで研究は進んだのですが、新鮮な情報ばっかり!
気がついたら、女性の涙は乾いており、一生懸命にアレコレ質問の矢を降らす匿名希望。と
そんな熱心で楽しそうな匿名希望。を見たことが無かったテルミさん( ゚д゚)ポカーン
おしゃべりは深夜まで続き、夕食もいただき、女性が「あらもう11時。明日は集会だからまたね。」という司会者の姉妹に、集会って何処であるんですか!?私も行っても良いんですか!?と再び興奮する匿名希望。
来ていい、むしろ歓迎だけど、そのパンツが見えるジーンズでは駄目よ。慎ましい格好でね。
車を運転しながらも、慎ましい格好って!?と、興奮冷めやらぬ私に、テルミさんが、アンタの服で慎ましい格好なんてちょこっとしか無いだろうから私が見繕ってあげるからアンタは薬を飲んで寝なさい。言葉どおり睡眠薬と興奮した疲れのおかげでコトンと寝た匿名希望。
翌日テルミさんがチョイスしたのが、ピンクのワンピースと、ミントグリーンのワンピース。
「ええ~、こんなダサい服、よく掘り起こしたね。」と、思わず口に出てしまったが、テルミさんが言うにはいつもの私の服では王国会館に入れてもらえないと言うので、渋々ピンクのワンピースを選択。
その日に見初めた兄弟に未だ片想い中(笑)。
こうして匿名希望。のエホバの証人人生が始まるのだけれど、不思議なものですね。
伝道者にもならず、バプテスマも受けず、ひたすらエホバを崇拝しながら、友達にも「神様を見つけた!」という音信を伝え、悪習慣(タバコやドラッグや深酒など。)からは次々縁を切って、悪友たちともどんどん価値観が合わずに離れ、そんなコトにはお構いなしに、エホバを賛美し、祈り、頼り、16年経ちます。
煙草も止めて、お酒もほろ酔い程度でやめるようにして、セフレとも別れました。
こうなるともう、「友達?エホバしかいない!」という風になるかと思ったのですが、今度はWEBクリエイターとしてもう一花咲かせたいと思うように。フリーランスのWEBクリエイターならある程度は時間を自由に使えるので、崇拝の時間を好きに取れると思ったのですが、その為に準備期間として1年間修行に入ります。WEBプログラミングとWEBデザイナーの勉強を1年間していこうと。
イキナリ此処に変なモノ(自分でも想像がつかない)が出現しても、驚かないでくださいね(笑)
そして、エホバの証人でも、おしゃべりできる女性たちを見つけ、と言っても向こうは『姉妹』、私は未だに『研究生』なので、なんでも安心して話す程には仲良くはしてもらえないですけど、「誰も相手してくれない!ヾ(・д・)ノ゙」という寂しい状況からは抜け出せていますね。
さて、匿名希望。の一人語りは今日は此処まで。
明日も早く起きなければなので、その準備を。
おやすみなさい。