頭の上はあまり意識しないと思うが、稽古ではそれを大事にする。
日常でもそれを意識する。
頭の上から身体の軸を通り意識を通す。
頭の中だけでさまざまに考え込むと身体は閉じ、自分の世界だけに感覚を信じてしまう。
身体は身の回りの空間とつながっているが、意識が籠もると眉から下の世界だけになってしまう。
俯いたり、浅い呼吸になったり。
だから頭の上、空を意識し、自分の頭の上か開かれているように意識する。
目線を下げただけでも呼吸は浅くなり、目線を上げただけでも呼吸は楽になる。
今日の稽古ではそんな意識の解放、目線、指先の指し示す方向と視線の一致などを稽古した。
何を意識するか
心を軽くすることを大事に
自分の軸は大事だが
同時にやわらかく固い軸にしない。
常に柔軟で水のように
剣術の稽古では、相手が打ち込んできた時も重心はおヘソに置き、
自分の重心を信じ後退する時も、気持ちは前向きに下がる。
攻撃に転じたときも、けして追い越さず、怒りのエネルギーー勝ちたいエネルギーではなく、冷静な気持ちで行う。
動きはシンプルだが
人の関わりとは繊細で
いつも負ける怖れの裏返しが心に存在し、恐ろしいあまりに、攻撃を正当化してしまう。
そういう関係性を剣術、武道の稽古で修練していく。