先日の台風15号での大変な被害が復旧されぬまま1ヶ月が過ぎようとしています。
そして追い討ちをかけるかのよいに19号が発生して、かつてない勢力で上陸するかもしれないと報道されました。 
15号の台風で現在までの経緯を見て、どんな言い訳をしても国や県の対応が後手後手に回ったのは確かですし、想定外を言い訳にして自己保身に走り被災者を見ていないかったのは事実ですし対応が十分でないことは事実です。
なぜなら同じ日本の沖縄県は同じレベルの台風直撃を何度も受けていて、民間レベルから街全体での対策はしていますしノウハウも持っています。
であるのなら、なぜそこから知恵を得なかったのか、台風の勢力は気象庁の発表で前々からわかっていたことです。
それを想定外と言い切るところに・・・・まぁいいです。
批判したり弾劾したところで被害を受けてしまえば被災した人にとっては何を言おうと復旧が早まったりするわけではありません。

そこで、最大の防御策として自分の身は自分で出来るだけの事をすると言うこと、
私も文句ばかり言っていても仕方がないので、30年以上通う沖縄の友人達の台風対策を聞き、ここに記すことにします。

まず最初にお伝えしたいのは、温暖化が進む現代では以前から一部では言われていましたが、こうして
台風が来てしまうのは通常の事になり強い台風が本州に直撃するのは減るどころか増えていく言うことを認識しなければいけません。

ですから台風対策のこれからは
自らの命を守る
行動だと思って良いと私は思います。

さて本題の台風対策ですが、沖縄でも良くある話で、台風が直撃して被害者の報道が出ますが、その多くは大概観光客(台風の怖さを知らない)ですが、もう1つは台風対策が何かしらの理由で遅れて慌てて始めて屋根から落ちたり風で飛ばされた物に当たり怪我をする地元民なのだそうです。
ですので予報を見て、来る!と判断されるのなら早め早めに行動することが大事だと思います。

《家屋について》
とにかく『風』に一番の注意が必要です。
最大瞬間風速が50㍍を越えるのなら木造建築は風の力で倒壊する可能性がありますので危険です。
それから風の性質上遮る物の無い高い場所にある家や高層マンションも直接風の威力を受けてしまうことを認識してください。

マンションも決して安心ではありません。
このように引き剥がされるように屋根が吹き飛びます。

木造戸建ては言わずもがなです。


風?
と思う方もいらっしゃると思いますが、270㎞以上で走る新幹線や車から体を出すことを想像してください。しかも少しの範囲で吹くのではなく家を覆うくらいの塊で襲ってくるのです。
それがどれ程の被害を出すか想像してください。


実際の被害の事例をご覧にいれます。

⭐窓ガラスの多くは物が飛んできて割れるそうです。しかし風の力だけで割れることもありますし、車が紙屑のように転がるほどの力ですから、想像できない物が遠くから飛んできます。

写真をご覧になればわかると思いますが、ここは屋根が広く窓ガラスまでは距離があります。
しかし、この有り様です。
窓ガラスが割れるだけでなく、風力で窓枠までひしゃげてしまっています。


⭐窓ガラスが割れると、部屋の中に破片が飛び散ることはもとより、雨風が吹き込み台風のピークに外に放り出された事と同じになります。

この窓には針金が入った強化されたものです。
強化してあるからといって安心しているとこの結果に成る事もあるのです。


⭐窓が割れて雨風が吹き込むと家の中の高気圧が変わり屋根が吹き飛ばされてしまうことが良くあります。

⭐窓ガラスだけではなく家の基礎に開けられた空気孔から強風が入り込み畳や床が跳ね上がることがあるそうです。

⭐窓が割れると風が部屋に入り込み吹き荒れるので風圧により扉が開かなくなります。つまり風がおさまるまで破壊された部屋に居なければ成りません。

これは一例で軽い方です。

この事実から個々の家で出来る対応を島の人達に聞きました。

【対策】
1 ).木造建築の建物にお住まいの方は可能なら避難が1番命を守る行動です。

2 ).島で避難が難しい人々がしている対策は
窓を守る観点からベニヤ板で補強します。
釘で打ち付けることのできない家はワイヤーを購入してベニヤ板に穴を開けて補強器具を付けてくくりつけ補強します。

3 ).窓ガラスにも養生用のテープを張り、強度を上げることと割れても部屋に飛び散らないようにしています。



4 ).千葉県の被害の中にもありましたが、大きな物体が家を傷付けたりするので防護ネットを周りに張り巡らす人も居ます。


5 ).通気孔から雨風がたくさん入ってくる事と、風の力で通気孔の器具が壊れて家の中に落ちる事があるので、建築用のパテを詰めて養生テープを張り付け外界と遮断します。



).窓のサッシの隙間から水が入ってくるので古新聞を積めたり、一番の効果的なのはペットシートを詰めると良いそうです。




以上が主な屋内での対策です。
沖縄の家がコンクリートで出来ている物が多いのは台風対策なのです。
実は本当はコンクリートにはしたくないと多くの人が言います。
亜熱帯の沖縄は湿度が高くコンクリートでは密閉性が高く畳のような湿気を吸ったりしないのでカビ対策など大変なうえ、白蟻も多くいるために本当は風通しがよく古くからの伝統的な家に住みたいと思う人が多くいるのですが、コンクリートにしてしまうと聞きました。


《次:屋内対策以外の準備です》

⭐台風が来るとわかったのならまず一番最初に島人がする事は屋外の下や横が接着されていない物全てを仕舞うことです。
島人の多くは部屋の1つにブルーシートを敷いて自転車や植木鉢、動くもの全てをここに置いてすぐに出せるようにしています。
聞いた話では表札が取れて隣に飛んでいき塀に刺さっていたそうです。
これから大変に成る同じ地域、そしてそこに住む人々に迷惑をかけないように、物が当たれば怪我では済まない場合もあります。
そんな意味で片付けは優先的にするようです。

⭐それから意外に重要なのは家の周りの排水溝と排水口の掃除です。これが少しでも詰まれば家の周りが水で溢れます。
そしてそうなると危険なのは泥水ですから下が見えず、やもうえず外に出なければならない時に転んだり滑ったり、場合によっては穴に落ちたりします。ですので台風が来る前に必ず掃除はしてください。

⭐お風呂に水を貯めてください。
強烈な台風が直撃した場合はインフラが全て止まると考えた方がダメージは少なく済みます。
そういった意味で水道が使えないと考えトイレや洗濯用に水を確保することはとても重要です。


最後に
《早めに手を打った方が
良い購入品です》
島では台風が来るとわかると物資や食料を買い込みに出ていきます。なので、台風襲来2日前程には欲しい物が売り切れて無くなっていることが多くあります。

まず小さな御子様を守るための物です。
粉ミルク、紙オムツ、お尻拭き、お菓子、ジュース
は暫く御店が開かない、交通が復活しないと荷が入らない観点からたくさん確保をしてください。

そしてお年寄りでは常備薬を早めに掛かり付けに行って多めに処方してもらってください。病院の再開の目処がたつまで対応できるようにしてください。


次に食料関係です。
最低限カセットコンロ、カセットガスは常備していてください。少なくともこれでお湯が沸かせ暖かいご飯が食べることができます。
その上で手軽にお腹を満たせるレトルト食品、カップ麺、缶詰、飲料水は必ず用意してください。
これがあるだけでかなりの長期間でも戦うことができます。

次に備品です。
何気に一番重要なのは予備の靴です。
万が一部屋にガラスが飛び散っても、皆を助ける、自分が逃げるでも、台風通過後はどこもかしこも色々なものが散乱して危険です。ですので対応可能なしっかりとした靴の予備を必ず用意してください。サンダルは危険ですし役に立ちません。

そして眼鏡、コンタクトレンズの予備も用意してください。被災した場合片付けや助け合い等はかなりの重労働で壊れたり失くすことが多いそうです。

停電は必ず起こると思い用意しなければならない必需品は懐中電灯です。
夜には真っ暗に成りみんなが使うと考えて2つ以上を用意することが大事だと聞きました。

また、情報を得るのに有効なのはラジオです。
15号でテレビも携帯も使えなかった事を見てもラジオは有効です。

そして電池で光るLEDランタンもかなり重宝すると聞いています。LEDはエネルギーの使用が少なく長時間持ちます。

以上の機械は全て電池で動きますから電池のストックもしておく必要があるでしょう。

現在はこんなハイブリッドもあります。

手動で電気を貯めて使える懐中電灯、ラジオは、USB端子(携帯の充電など)の使える優れものです。
自家発電ですから停電は関係ありません。
これ1台で完結します。

最後に電気が止まると冷凍冷蔵庫が使えなくなります。なので島人は釣りでも使う大型のクーラーボックスで大きめな物を購入してあります。


以上が私が聞いた島人の台風対策です。
まず大切なのは台風が来たらつまらなくても絶対に外には出ない事。
なぜなら何が飛んでくるかわかりません。
そして傘は絶対にさしてはいけません。
強風のため意味がないのと、誰かを傷付けたり場合によっては命を奪ってしまいます。

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ですから沖縄に観光に休みを取って前から予定を立てて、折角高いお金を用意してリゾートホテルで満喫できない気持ちはよくわかりますが、命を守ることですし、万が一何かあれば、危険な状況の中誰かがあなたを助けに行きます。つまり誰かしらに迷惑をかけてしまいます。そして台風も含めて沖縄なのです。
ですから台風が来たらの想定は行く前からするようにしてください。

話は随分反れましたが、
自然の力は想像を絶します。
そして災害については最悪を想定することが大切です。ましてや報道にもありますがこれからは強い台風が直撃することは普通になってきます。
その為に備えたことが今回無駄になったとしても先々備えがあることで命が助かる事や誰かを助けることが出来るときが来ます。
今回、周りにやり過ぎだとか、ビビり、怖がりと言われても、次はごめんなさい、ありがとうと言われるのです。
ですので、臆することなく準備をしましょう。
愛する人が居るのならなおさら率先してすることが大切です。