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2017-02-27 18:01:36

<TOKIKO NOW>『カンボジアから帰って来ました。』

テーマ:Tokiko NOW

平均年齢24歳の国!
人口1500万人、そのうち200万人がプノンペンに住んでいる。
東京に比べたら、決して多いわけじゃないはずなのに、町中に人が溢れていて、もう発奮しまくっている!「うわーッ」と思わず叫びそうになる私。

25年前の1992年、国連カンボジア暫定機構(UNTAC)による暫定統治が始まり、「平和」を取り戻したばかりのプノンペンに、夫とまだ高校生だった次女のYaeと一緒に行った。農業にこだわって、この国の未来を見たい、と「日本橋」が破壊されていたメコン河をボートで渡り、川向こうの農村地帯を歩いたりした。

高床式の家がポツンポツン。それぞれの家に家族が寄り添っている。おばあちゃんは短髪で、子供が走り回り、女たちは逞しい。
おばあちゃんが短髪なのは、家族に死者があると、髪を切りお坊さんになるからだそうだ。 この家族の風景が今も胸に残っている。

でも25年も経てば変わっていて当たり前、プノンペンにもう戦争の翳りの気配はない。
まさしくアジアの喧噪が沸騰点に達したような眩しい灼熱、嬉しかった!

初日訪問したのは、「タヤマビジネススクール」。
もう亡くなった田山敏雄さんが2007年に発足した、無料で日本語を教える学校。今は生徒だったチョムランさんが校長先生。
大金持ちの家だった建物を改装した学校、なんとプールが会場だ。そこでちょっとしたライブをやることになった。


 

熱気むんむんの会場に、モンパチをカバーした「あなたに」のカラオケが響く。文句なく歓声が上がり迎えられ、曲の途中からは、「あなたに会いたくて」のコーラスを追っかけて声が上がる!
「なんとまあ元気なんでしょう」
そう思いながら「ソクサバイ?元気?」と声をかける。
もちろん一斉に「ソクサバイ!元気だよ!」と帰ってくる。

カンボジアと日本の経済交流が盛んになる中で、ここで日本語を勉強した貴重な人材の活躍の場は広がっている。夢いっぱいの未来図を描いている若者たちの底抜けの明るさに、ふと60年代の日本を比べて見る。
あの頃は自分自身が若者だったから、外から見るほど胸の内は明るいわけではなかったけど、多分、未来は自分が作るもの、と「エラそうなパワー」でムンムンだったはず。ひた向きな熱気に満ちていた。日本人と顔もよく似てるカンボジアの若者たちがなんとなく懐かしく感じられた。

翌日は早朝、シェムリアップに向かい、憧れのアンコールワットを訪ねる。思ったよりずっと広く、石畳や階段を何段も登り、汗だくになる。
圧倒的に美しい壁面の彫刻、回廊を吹きすぎる風、ひんやりとした石に囲まれた神の神殿。ここはヒンドゥー教の寺院。
13世紀、30年以上の時間をかけて築かれた。



その日の午後訪ねたのはシェムリアップの郊外にある「伝統の森」。
80年代後半から、アジアの絹織物の復活を求め、シェムリアップにたどり着き、もう20年。「黄金の繭」を復活、伝統の織り機、その森で育てた自然の染めにこだわって織り上げた絣模様を、そこに集まって来た「村人」とともに続けて来た、その人が森本喜久雄さん。


なんだか懐かしいような気持ちでいっぱいになる!
夫が生きていたら、きっと意気投合しただろう、彼の偉業に頭が下がる。
そこでも屋外に設えられたステージで歌った。
日本から来た若者のオーケストラも演奏。最後にはみんなで「愛 Love Peace」の大合唱に!

おまけに最後を盛り上げたのは「富士山だ、アンコールワット」!
私の「富士山だ」に「アンコールワット」のリフレインをプラスしたスペシャルバージョン。これは受けた!

途中には、森本さんのリクエストに答えて「Now is the Time」を歌った。2002年の「宇宙船地球号」で森本さんのドキュメントがあり、その時私が歌っていたのがこの曲だった、と。
2002年は夫が他界した年、そして国連環境計画UNEPの活動を始めた年。この曲にはその万感が込められている。

翌日朝の夜明けを再びアンコールワットで迎え、その後は、さらに大きな寺院アンコールトム、大きな樹に侵食された寺院タプロムを訪ねた。
観光都市として立派に整えられたシェムリアップには、世界中の観光客が訪れ、感動の街になっている。

何度でも訪ねたい最高の遺跡群。ポル・ポト内戦の時、この遺跡の中で亡くなった戦場カメラマン一ノ瀬泰造さんが、ここに惹かれた思いがわかる気がする。彼が亡くなったとされる菩提樹の木の下で彼を追悼した。


さあ、最後の日はプノンペン。
コンサートはCJCCという、カンボジアと日本の交流センターのホール。
「絆フェスティバル」の一環として行われたコンサート。
この建物に隣接したプノンペン大学の学生たちの学園祭の様な熱気が沸騰点に達した様な1日。思い出深いコンサートになった。


15曲のコンサートの中で、一部1992年、プノンペンのローズセンターという孤児院で歌った時、一緒に演奏した文化芸術大学古典楽器楽団の皆さんが参加してくださって、「ひとり寝の子守唄」や「島唄」、カンボジアの歌「アラピア」などを歌った。25年前のメンバーのうち、六人の方が他界され、お二人と再会!
「昔は若くてもっとハンサムだったんだ、僕も」とか「あなたは変わらないね」とか、思わず抱き合って感無量!

 

とにかく楽しい毎日、街の喧騒、バイクのラッシュ、若者の笑顔、日本では見なくなったシーンに包まれた。


 

国という物が生命体だとすれば、やはり、若い国と成熟した国との違いは大きいな、と実感。日本にいてなんとなく「やり切れなさ」を感じている若い人たちに、是非、日本を飛び出して、いろんな国で生きる可能性を知ってほしい、と思った。
実際、日本を飛び出してカンボジアで生きようと決めた人達、何年も復興に邁進して来た人たち、とっても素晴らしいたくさんの人たちに会えて、本当に嬉しかった。

たった4泊5日の旅だったけれど、からだ中に気が満ちてる感じ。
ふと私の手の平を見たら、生命線が光って見えたの!
こんな事ってあるのかな。またまた元気もらっちゃったみたい!

今週末の3月4日は、コットンクラブでのコンサート、5日は福岡県太宰府でのトークライブ。
そしていよいよ3月8日は、横浜の杉田劇場で「美空ひばりを語り歌う」トーク&ライブ。トークゲストになかにし礼さんをお招きしています。
満員御礼の札止めになりました!どんなことになるやら、「ひばりとピアフ」を歌うコンサートのプレイベント。楽しみにね!

3月10日からは、Bunkamuraオーチャードホールでの「ひばりとピアフ」コンサートのチケット一般発売開始です。
さあ、またスタートですね!

 

 

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2017-02-20 17:35:36

<TOKIKO NOW>『3月4日は コットンクラブで、1年ぶりのライブです!』

テーマ:Tokiko NOW

2月19日、岡崎市総合体育館で、岡崎市政100年を祝う「エナジーフェスタ」、100 年の歴史を未来に繋ごう、という盛大な音楽祭がありました。
平原綾香さん、超新星のリーダー、ユナクさんなどいろんなジャンルのアーティスト多数が参加、娘のYaeも時間をいただいて歌い、私のコーナーでも1曲デュエットしました。


 

FNS歌謡祭やミュージックフェアで、アレンジと演奏を担当している橋本Sinさんが音楽プロデュース、そのバンドの力ある演奏で素晴らしい音楽祭になり、幅広い年齢をカバーする音楽フェスの可能性を感じ、楽しんだ1日でした。

こういうコンサートでは出番が少ないけど、いろんな出会いがあり、発見があり、結構興奮しますね。地元の人たちにできるだけ参加していただく狙いもあり、私は、「百万本のバラ」と「知床旅情」を「岡崎マンドリンアンサンブル」の皆さんの伴奏でうたいました。皆さんちょっと緊張気味でしたけど、すばらしい演奏に盛大な拍手が起こり、会場からのコーラスで盛り上がりました。
本当にお疲れ様でした!

 


2月11日は「調布を耕す会」の主催で、障害者の人たちを地域が応援するコンサートが開かれ、こちらも凄い盛り上がりになり、最後は予定以上にたくさんの人たちがステージに上がって歌ってくれたのです。

コンサートに関わる人 、準備に参加する人のやる気がそのままコンサートの熱気となり、かけがえのない場が生まれていくことを痛感しました。
これからもこの熱気が次の可能性に繋がっていくといいですね。

さて先週、2月17日は、オフの時間が取れ、野田秀樹さんの脚本演出、宮沢りえさん主演の「足跡姫」を池袋の東京芸術劇場に観にいきました。
他にも妻夫木聡さんや古田新太さんなど見応えのある役者が揃い、圧感の舞台でした。3月12日までのロングランなので、観に行ける人は是非行ってください。


 

芝居の中身を説明するのはなかなか難しいし、野田さんの芝居は、難解といえば、難解で、あっさりテーマを説明すると、違ってしまう、と思いますが、大きな意味で、権力の横暴に立ち向かってきた役者たちの、怨念や執念や喜びや悲しみや愛が溢れる芝居、死に行く人の「生きたい」という願いに凝縮されたラストシーンに、大泣きしてしまいました。

少し前には、オリバー・ストーン監督の映画「スノーデン」を観ました。
これは実際にアメリカの情報局の仕事をしていて、その秘密のデータを世界に発信し、現在ロシアで逃亡生活をしているスノーデンのことを、劇映画にしたもので、今の世界を支配しようとする力の物凄さに呆然とするような怖い映画。
ジョージ・オーウエルが1949年に発表した小説「1984」を彷彿とさせる、国家による徹底した情報支配の恐怖を伝えています。



 

彼が、未来を想定したSFとして描いたことが、今の時代、実はもうすでに実行されているのだ、ということ。辛いです。
日本は一体どんな国になっていくのか、特に共謀罪などという物騒なものが出てきても、ほとんど抵抗出来ずにいる現状に愕然としますね。

明日から92年に行って以来、25年ぶりにカンボジアに行きます。
92年にはポル・ポト政権を終結させるための国連平和維持軍が入り、そのPKOに日本の自衛隊が参加するかどうかで、激論が起こっていました。
今や自衛隊のPKO参加は当たり前になり、実戦もあり得るような時代になってしまって、隔世の感があります。
日本の企業も今やたくさん入り、大きな経済発展を遂げていると思いますが、できるだけたくさんの人に会ってお話を聞いてきたいです。

26日には帰国します。
そして27日には朝日新聞のReライフフェスタで、トークライブ。
3月4日は COTTON CLUBで、1年ぶりのライブです。
凄く客席が近くて、それでいてドラマティックな雰囲気が漂う空間!去年のライブを思い出します。きっと今回は特別なライブになると思います。
去年11月に行ったパリ公演のプログラムを再現しよう、という勢いです。
どうぞお楽しみに!

登紀子

 

 

 

 

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2017-02-11 11:16:00

<ドキュメントTOKIKO>『ほろ酔いコンサート東京2日目・・・』

テーマ:ブログ

写真家ヒダキトモコさんの臨場感溢れる写真とレポートで綴るドキュメントTOKIKOの最新版がアップされました!

昨年末のよみうりホールで行われたほろ酔いコンサートの感動が蘇ります!

<ドキュメントTOKIKO>

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