「バーニングサン」論議、新たな局面？…警官「靑請願の男に対してセクハラの捜査中」（総合）
入力2019.01.30 午後6:45
修正2019.01.30 午後6:46
キム・ジウン記者
「女性2人、12月に告訴状を提出…1次取調べ終える」
1次取調べ時に容疑否認…動画調査、進行中
「119が初めて出動したとき、キム氏自身が帰す」
国民請願警官2人、キム氏を名誉毀損で告訴
【ソウル=Newsis】「江南クラブ暴行事件」の被害者と主張したキム某氏がインターネット上で公開した暴行被害前（左）の写真と暴行後の比較写真.2018.01.29
【ソウル=Newsis】キム・ジウン記者=警官の職務遺棄問題が大きくなっている「江南バーニングサンクラブ」事件で、自分が被害者であると主張したキム某（29）氏が、セクハラ疑惑で捜査を受けていたことがわかった。
ソウル江南警官署は30日、「（キム氏の）強制わいせつの疑惑について、被害者とされる女性2名から昨年12月21日に訴えを受理し、被害供述を確保し、被害者とキム氏に対して1次取調べを終えた状態だ」と明らかにした。
警察によると、キム氏は1回目の取調べで、映像を見てセクハラの事実はないと否認しており、体力が落ちて取調べを受けるのが難しいと[取調べを]打ち切ったという。それ以降、出頭する前日に「映像が捏造されたように思ええ、信じることができない」として、[出頭の]日程を延期した。
警官は、当該事件の証拠となる映像について調査を進め、今後の参考人供述を確保するために捜査中であると説明した。
キム氏は最近、有名グループ「BIGBANG」メンバーのスンリ（29、イ・スンヒョン）氏が運営するソウル江南にあるクラブ「バーニングサン」で暴行被害に遭ったが、警官がむしろ自分自身を暴行したという内容の大統領府国民請願を掲載し、話題を呼んだ。
警官は、キム氏が当時、バーで乱暴を働いたので拘束したものであり、暴行加害者とされたチャン某氏も地区隊に自ら出頭し、暴行の事実を認めたとし、疑惑を全面否認した。
警官はこの日、「当時の状況を聞いた結果、地面で手錠をかけたときにミランダルールも明確に告知しており、キム氏が倒れたことについても警察が足をかけたと主張しているが、連行している最中にドアにぶつかり倒れたものと推定される」と説明した。
また、CCTVとパトカーのドライブレコーダー映像は警察の意図通りに編集されたというキム氏の主張に対しても「パトカーのドライブレコーダーの特性上、エンジンをかけたときに常時録画がされ、エンジンを切るとモーション録画される。動きが感知されたときに録画される」とし「キム氏をパトカーに乗せたあとに動きがあるので、ドライブレコーダーが（モーション録画機能により）作動して切り替わり、その起動に50秒ほどかかったため、録画ができなかっただけだ」と否定した。警察は、キム氏が弁護士を選任して正式に証拠保全を申請すると、当該事件の映像を裁判所に証拠として提出した状態だ。
また、キム氏がインターネット上で救急隊員が「検査が必要だった」と話したと主張したことについても、「最初に119番に通報し、（キム氏を）後で搬送しようとしたら、キム氏が直接[救急隊を]帰し、次に[救急隊が]来たときは、消防士がすぐに治療が必要な状況ではないという所見を示したと聞いている」と反論した。国民請願に実名が直々に挙げられた警官2人も、キム氏を名誉毀損で告訴をしたことが確認された。当該警官は「キム氏が、制圧される際に足で踏まれて威圧的な態度を示されたと言ったが、全く異なる」とし「パトカーの中に唾を吐かないよう注意したら、私にあらゆる罵倒を浴びせた」と反論した。議論になっている事件は、昨年11月24日に発生した。キム氏は当時、バーニングサンを訪れたが、そこの関係者とガードマンに一方的に暴行を振るわれ、出動した警官は被害者である自分だけを高圧的に拘束したと主張した。
また、警官の取調べにおいても、一方的な侮辱と偏った捜査、人権侵害に遭い、警官の暴行で119救急隊員を呼んだが、警官が病院に行かせなかったことも明らかにした。
キム氏は、国民請願にこのような内容を書きこみ、自分を殴った警官も取調べて欲しいと要求した。請願同意者は、実施から一日後の30日午前2時頃、大統領府の回答が得られる基準の20万人を突破し、午後5時の時点で23万人を超えた。
現在、警察はこの事件を明確に処理するために、周辺の防犯カメラ（CC）TVなどの証拠を確保し、捜査を進めている。また、チャン氏も傷害で立件しており、周囲のボディーガードらが加担したかどうかも捜査中だ。
警察は、キム氏が取調べのための出頭を拒否しているとも伝えた。
2019.01.30 Newsis
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