スンリ続いてヤン・ヒョンソクも延期…警察、非公開で召喚「その時は正しかったが、今は違う」
記事登録:2019-09-26 17:17
ヤン・ヒョンソクとスンリ、非公開の出頭希望、公開された召喚日程を再調整
公人の場合、“フォトライン”に立つ慣例だったが、最近は被疑事実の公表が話題に
「警察、昔とは異なり、公開召喚は負担」
[ソウル=ニュースピム]ク・ユンモ記者=遠征賭博と為替差益の疑いを受けるヤン・ヒョンソク(50)前YGE代表とグループBIGBANGの前メンバー、スンリ(29、本名イ・スンヒョン)が“非公開の警察出頭”を要求し、召喚調査が延期された。被疑事実の公表という問題があるが、[2人は]大衆の関心を集める公人であるだけに、国民の前に出てこないことに対する批判の声が強い。
26日警察によると、ソウル地方警察庁知能犯罪捜査隊は、常習賭博・外国為替取引法違反などの疑いを受けるヤン元代表を召還調査する予定だったが、ヤン元代表が日程調整を要請し、延期されたという。ヤン元代表は出頭の日程が[メディアで]伝えられると、非公開の召喚調査を求めたことがわかった。
[ソウル=ニュースピム]イ・ハンギョル記者=遠征賭博疑惑を受けるヤン・ヒョンソク前YGE代表が29日午前、ソウル中浪区ソウル地方警察庁知能犯罪捜査隊に被疑者として出頭し、取材陣の質問に答えている。2019.08.29 alwaysame@newspim.com
警察関係者は、「本日、ヤン元代表を召喚する予定はない。現在、日程を調整中」とし「[次の]召喚日程を公開する計画はない」と述べた。
先立って、ヤン元代表と同じ疑いを受けるスンリも、当初23日に召喚調査が予定されていたが、非公開出頭を求めたため日程が調整された。スンリは翌日24日に警察に出頭したが、取材陣のカメラを避けられないまま、足早に取調室に向かった。
スンリとヤン元代表は、先月28日と29日に相次いで警察に出頭した。召喚日程がマスコミを通じて事前に公開され、彼らはフォトラインに立った。
当時、彼らは取材陣の質問にほとんど応じず、「誠実に調査に臨む」という形式的な回答で一貫していた。それでも2度目の召喚調査に[メディアの前に]姿を現わさないという意思を明らかにし、国民の批判が大きくなっている。
捜査機関も困惑するしかない。通常、社会的関心が大きい公人は、被疑者として捜査機関に出頭する際、メディアが用意したフォトラインに立つことが慣例とされた。国民の知る権利を満たすためである。
しかし捜査機関では、これ[被疑者がフォトラインに立つこと]を強制させる規定がないだけでなく、最近では、チョ・グク法務大臣関連捜査で触発された、被疑事実公表の論争まで勃発し、被疑者の人権についてセンシティブな問題として浮び上がった。被疑者が大衆の前に姿を現わすのは“無罪推定原則”に反するという主張だ。
警察関係者は「公開・非公開はさておき、いくら被疑者とはいえ、私達が、本人希望の出頭日程を勝手に強制することはできない」と説明した。
それとともに「捜査機関でその都度判断しているが、被疑者召喚は原則非公開である。特別な場合には被疑者を公開召喚するが、最近の情勢ではまた様子が違うのではないか」と困惑している様子を伝えた。
イ・ウンヒョク建国大警察署教授は「“その時は正しかったが、今は違う”という問題が出てくるしかない状況」とし「最近、チョ・グク長官事態と相まって、被疑事実公表の問題が浮上し、警察も過去とは異なり、被疑者の公開召喚により負担を感じるだろう」と述べた。
2019.09.26 NEWSPIM
http://m.newspim.com/news/view/20190926001139
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