テーマ:
車体色  ハラマブラック


勝手にスマートになってもらっても、かえって扱いづらいもんだが、
アルファが目指す方向性ははっきりと伝わってくる。
ただ単純に、もっと熟成が必要だと思った。

Alfa 147の姉のような顔つきで、より洗練された後姿が印象的だ。
流し目で僕の横を通り過ぎて、伸びやかで近代的なシルエットが脳裏に焼きつく。
GTと呼ぶには少し、若い。

運転席に乗り込むと、トンネルに放り込まれたような気分になる。
遠くに明かりが見えるようだ。
果てしなく長く、深いトンネルを突き進む妙な乗り物に乗せられている気がした。

アクセルペダルを踏み込むと軽快な音を響かせて、GTは速度を上げる。
2ペダルでも動力伝達はダイレクトで、スピードはアクセルペダルに連動する。
しかし、自動変速が生む間はGTとの距離を遠くに感じさせる。

加速したくても息切れが訪れ、また急に加速する。
それこそクルマがロボットに勝手に操られているようだ。
運転しているのは自分なのに。
それは手動変速に切り替えてみても、大きな変化は生まれない。
どこかでエネルギーが吸収されているような妙な後味の悪さが残る。

それが無くなったのは気持ちよくアクセルを踏み込んだときだった。
大胆な操作でGTは反応を変える。
ギアのつながりも素直で、減速時にも自動で回転を合わせながら気持ちのいいエンジンブレーキを利かせる。
ステアリングの反応も巡航時には落ち着きの無いレーサーかと思わせたが、勢いよくコーナーに飛び込めば強烈な一体感を感じさせてくれる。

いつもは眠いヤツでも、打てば響く厄介なクルマ。
優等生でも何でもない。
なんとなく乗っていたのでは、GTの良さは分からない。
アルファらしく、元気に走らせてやらなければGTの横顔も魅力的な後姿も色あせてしまう。
そして表情を変えた一瞬も遠くなる。

誰にでも笑顔を振りまくわけじゃない。
長くつきあって、どんな人間か理解できた相手にだけ本当の自分を見せる。
GTから降りるときに、あとどれくらい走ればGTを理解できるのか、想像もつかなくなった。






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