前回からの続き
スキーショップ会員ミーティングは続く
 
鎌田君(金型エンジニア)
「月二回のミーティングは本当にストレス解消になりますね~。谷口さん ぜひ、毎月でてください。俺は俺でストレス解消していま~す」
 
谷口さん(不動産会社勤務の主婦)
「ありがとうございます。私も日々のストレスが癒されると実感しました。不動産のトラブルも多いですから。一番心配なのはお客さまなんです」
 
鎌田君
「実は俺の担当の客が、俺の会社にパワハラ(相当)するので、ぶち切れる寸前なんですよ~。この不況で短納期、低コスト、迅速な見積を強要するので、うちの女性陣が疲れてしまっているんです。昨日は見積が1時間遅れたというので電話で30分も説教を受けて、ひとりの女性スタッフは辞めてしまいました。今の事務長は女性ですが、実にしっかりした仕事ができる方で明るい方です。でも、その会社はパワハラ攻撃をしてきます。きーやんなら瞬間ぶち切れでしょう」
 
俺(主人公であり建築会社の若き営業)
「あのな~ 俺のような気の弱い紳士にそれはないだろう」と反論したら。
 
那美子(スキースノボギャルで歴女)
「木田ウジは心臓に毛が生えておりまする(^^) 気が弱い紳士とは虚偽でござる(^^)v」と言ったので全員(爆)
 
鎌田君
「それで、うちの社長に相談したら、社長も同じ目にあっているので、正しいことはその客に言うように!ということで、もしそれが通じないなら取引がなくなってもいい!と言ってくれました。取引が無くなるより社員のほうが大事!ということで、俺が全面的に任されました」
 
薫子先輩(スキーの達人、宅建主任、霊勘がある)
「それは立派な社長ね」
 
鎌田君
「パワハラだけでなく、買い叩きは酷いです。半値2掛けもありました。社長が体調を崩し会社に来れないときにやられました。社長は下請法違反だからということで俺に任せてくれました」
 
店長(スキーショップオーナー)
「私も同じ立場の経営だから社長の苦労はわかるよ」
 
鎌田君
「ありがとうございます。社長は他の仕事を営業しながら、その下請いじめ会社の取引を少なくしながら他の仕事を取ってくれています。急に断ると売掛金の中から、製品ミスを捏造して支払時に減額をすることもありますからたちが悪いんです。これまで¥400万くらいはやられました」
 
これを聞いて、俺の業界も同じようなことが多いので大変勉強になったわけ!
 
薫子先輩
「お金のために仕事をするのか?世に貢献するためにも仕事をするのか?鎌田君の会社は環境にリンクする仕事もしているから社長を信じて企業倫理がない会社とのトラブルは早く解消してから世の中にさらに貢献することね」
 
鎌田君
「社長が任せてくれたので気軽に戦いができます。今、取引の額が少なくなるように調整しましたから、最小限の被害ですみますが多少の被害はでるでしょう。次回、その会社に納品に行くときに社長からのプレゼントということで、この「ニコちゃんブックエンド」をその会社に寄贈ということで持っていってやります。社長も専務も微笑がありません。うちの会社と偉い違いです。これが俺が作ったニコちゃんブックエンドです」
 
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山田婦長(看護師)
「かわいいわ~。いつも微笑んでいるなみちゃんみたい^^」
 
那美子
「かわいい~。婦長さま光栄であらしゃいます(^^)v」
 
薫子先輩
「いつも心に太陽を!いつも心に微笑みを!ね」
 
谷口さん
「私もほしいです。生きることを楽しみましょう」
 
店長
「微笑みは感謝にリンクしますね。蒲田君に脱帽だね~」
 
那美子
「では、この県のゆるキャラにしませう(^^)」
 
店長
「しかし、景気が悪くなったね。どの業界もそのような買い叩きをやるようだね」
 
鎌田君
「そうですね。今回は本当にぶち切れですが、薫子さんに紹介いただいた敏腕弁護士のアドバイスを実行することにしました。法律は証拠主義ですから、パワハラなどを録音することにしました」
 
薫子先輩
「でも最近はあの先生は年を取ったので昔の過激性がなくなったけど、今回は本気で助けてくれそうね。業務妨害などは、本当に証拠がないと訴訟を起こしても勝てないから、録音や書面の証拠を残すことね」
 
「そういえば、俺が薫子先輩に紹介したK建築屋が¥2500万の回収ができなかったことがあります。施主も建築屋でYといいます。Yが俺に電話してきて、{Kの債務を踏み倒す、明日から大阪からプザン港に帰る。あんたと薫子ちゃんは好きだから薫子ちゃんの会社には下請代金の全額¥400万は振り込むよ。でもKは俺をいじめたから地獄に落としたる}と言って電話を切りました」
 
那美子
「韓国の方であらしゃいまするか?」
 
「そういうこと。プザンが故郷らしいです。その後、K社が集金に行きました。¥3500万の集金です。俺も立会いました。なんとYの側室が紙袋に金を入れてもってきました。これで全部ということで金を数えると¥1000万しかない。K社の会長と社長はその場で倒れました。社長は{死にたい}と言い。会長は{殺してやる}と。
その後、心配になり薫子先輩とK社に行きました。社長は完全に落ち込んでいました。
従業員はまだ知りませんが、なんとか工面してその月の給料はだしたそうです。
しかし不思議なことがありました。K社は小高い山の上にあります。山の麓に神社があります。薫子先輩がひらめいて二人で参拝しました。そしてK社の無事を先輩が祈ってくれました。そうしたら2日後に自社だけでは生産できないほどの仕事を受注し、その後、途切れることもありませんでした。それで犯人に追い込みをかけることもせずに仕事に集中し2年で材料屋や下請への借金を返すことができました。材料屋は1社飛びましたが、他は返済を分割でOKとしてくれたのには驚きました」
 
那美子
「さすが!薫子のお方さま(^^)v」
 
店長
「すごいですね~」
 
谷口さん
「薫子さんの真の思いやりが天に通じましたね」
 
鎌田君
「俺の会社も祈ってください。ぜひ」
 
薫子先輩
「偶然の一致かもしれませんが、救われてよかったです。でも、K社の社長も番頭さんも真に明るい方ですから、大丈夫だとは思いましたよ。本当に「いつも心に太陽を」ですね。困難に巻き込まれても絶対にあきらめないことが大事ですね」
 
那美子
「今は平和の世とはいえ、まるでお金が槍や鉄砲になったごとくの無明の世であらしゃいます」
 
鎌田君
「確かに、客から受けるパワハラ(相当)も言葉の暴力です。結果、設計の女性がひとりやめてしまいましたんで、警察に相談したところ「話あえばいい。業務妨害は証拠が必要。威力業務妨害とは、糞尿を撒き散らすことくらいをしないと違法ではない」とまで言われ帰ってきたことがあります」
 
薫子先輩
「でも警察に行ったことも事実として日時を記録しておくこと。担当の警官か刑事の名前もね。以前、知人のDVの調停で、警察報告が効いて調停が有利に運んだことがあるわ」
 
「警察が動かないので殺人事件や自殺も起きることが世間的に問題になっていますからね」
 
薫子先輩
「高性能のレコーダーを持ち歩くといいわよ。そういうパワハラ体質に対抗するには」
 
店長
「今の日本は真の法治国家ではないね」
 
鎌田君
「大変勉強になりました。ありがとうございます。人と人の輪が人を助けますね。
ところで、なみちゃんが、キーヤンをいじめているように見えるかもしれんけど、事実は事実なんだから、これはパワハラにはあたらないんです」
 
「あのな~(怒り)」で全員(爆)
 
店長
「そろそろ会議を終えて、二次会に移動するとしましょう」
ということで、移動となり二次会は飲み会である。全員参加となった。
 
続く