前回の続き

 


遥か遠くの炎上する町を、タケイナダノミコトと薫子は眺めていた。
町を燃やしたあとに大竜神は超高速で闇の空に消えていった。

ミコト
「薫子様 悪の宇宙人は約500の大竜神であるサイボーグ的な魔物が完成されているという情報を得ています」

薫子
「世界を焼き尽くし、人類を滅亡させ、宇宙人が憑依した人間だけを生き延びさせるという悪魔のプログラムを成就するためにヤマタノオロチを作ったのですね」

ミコト
「そうです。オロチを作ったミュータントたちはほとんどがオロチ飛行艇に乗って地球破壊活動を開始しはじめたのです。ミュータントは人間の姿ですが人間の心はありません。あるのは破壊のみです。
ただ、彼らが信仰する宇宙の邪神のプログラムどうりに動くだけです。地球を破壊し占拠したあとに宇宙最大の邪神が降臨し地球を統御するのです」

薫子
「対策はあるのですか?」

ミコト
「あります。この時代、天の浮船があります。船に開発中の最新兵器を搭載するのです。ほぼ完成しています。船は自然の山をピラミッドとしたピラミッドパワーを発生するパワーラインを飛ぶことができます。ピラミッドはオロチの攻撃を受けても迎撃レーザーやミサイル、ピラミッドを囲みオロチの火炎攻撃を防止するオーラレーザーを準備しているので、そうそう破壊されることはありません。この時代のスーパーサイエンスで作られたレーザー以上のスーパーレーザーを開発完成しつつあります」

薫子
「この時代はスーパー科学と霊的科学が見事に組み合わさった超ハイテクな時代なのですね」

ミコト
「そのとおりです。スーパーレーザーは、ヒヒロカネという霊的パワーとハイテクで作られた究極の金属を、同じヒヒロカネで何回も磨き完全な反射鏡とします。太陽光レーザー発信機から発生する光と霊的な光を、レーザー光路を通る過程でヒヒロカネ反射鏡で反射することにより、さらに強い光を発生させます。鏡は10枚も使います。これで魔物を完全に破壊できます。しかし、現在、オロチは世界中を火炎放射で破壊しつつあります。現在の地球上の天の浮船のレーザーではパワー不足です。一日も早い完成を急いでいるのです。御神体を飲み込んでしまったオロチ本体は神剣のパワーを吸収し、凄まじい破壊のパワーを発揮しているのです」

続く