愛情料理研究家 土岐山協子の 『食べることは生きること』を発信するブログ

愛情料理研究家の土岐山協子と申します。私は元々教職に就ておりました。その時に教育における母親の役割の重要性に気付き、日本の国力を上げかつ愛情に溢れた幸せな日本国を作るためには女性が愛情に溢れ、賢く美しくある必要があるのだという考えに至りました。


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脳科学者の中野信子さんという方が書かれた『ヒトは「いじめ」をやめられない』という本を読んだ。


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とても良かった。

この本を読むことで安堵する人も沢山いるのではないかと思う。

具体的には理由なく「いじめ」を受けている人々だ。肌の色や目の色、髪質や、身体の特徴など、持って生まれたものだけのいわれなき差別を受ける人など。


自分に非がある、落ち度があるからではなく、ヒトにはそもそもこうしたメカニズムがあるのだということを認識するだけでも心のあり方は違ってくるはずだ。


ところで私は今年の流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれたという事実に、大きな恐怖感を抱いている。

これは多くの日本人がいかに理性的なものの考え方から離れている生き方をしているかを示唆することだからだ。


『人間は考える葦である』というパスカルの言葉が今でも残っているのは、それは人間の真理だからである。流行とは文字通り流れ行くもの。次世代に継ぐものとはまた別な役割がある。


例えば私の投稿を検証してみても、ラーメンやカレーといった食べ物の写真には比較的いいねが多くつくが、考えを促す要因になり得るような投稿(もちろん、促しているわけではない)にはいいねは少ない。


私の投稿だけではない。

例えば綺麗な女性、綺麗な花畑、夜景、パンケーキ、そういったものは「綺麗!」「美味しそう!」など感情に直結している。星新一が作品の中で「感情に説明はつけられない」と言っているがその通りで、要するに写真を見て綺麗美味しそうは、理性とは対極にある脳の働きと言える。


私は大学の一般教養で脳科学を一年だけ専攻したが、とてもじゃないが脳のことは素人は扱えないことがよくわかった。

一つの事象を検証するのには沢山の実験とそれに伴い何十人もの行動に対する都度都度の脳波の測定があり、その結果を出すまでに長い年月と労力を要する。最も、科学とはそういうもので素人のあて推量では到底分かり得ないことなのだと頭が下がる。


中野信子さんは長年脳の研究をされてきた中で今現在出した結論をこうしておまとめになったのであろう。私は日本中のヒトが読むべき本と思う。もちろん強制ではないし私にそんな権利はないが。


Facebookの写真を見ているといい写真だなと思うものと、自己顕示欲止まりのもの両方に遭遇する。あくまで私個人の考え方だ。


いい写真とは、その写真の向こう側を連想させるものだ。

例えば私が尊敬する小平尚典さんというプロカメラマンさんが撮る写真。私は中学生の時にその写真を見た。日航ジャンボ機墜落事故の写真である。フォーカスに掲載され、当時物議を醸した。


私はその写真を見て、沢山の方々の遺族の悲しみ、これから責められるであろう日航の方々の苦悩、この山で採れる様々で暮らしていた人の困惑など、写真に写るもの以外が頭に写実的に浮かんできたことを覚えている。

そのことを父親に話したらその後出版された小平さんの写真集を買ってくれた。

だから今実家に写真集がある。

その30年後にまさかその小平さんとお会いできるとは夢にも思わなかったがそれはまた別の話。


その写真を通して何を伝えたいのか。

そうした哲学を感じる写真が私は好きだし、わあ綺麗、わあ素敵、わあ美味しそう、どまりの脳から、果たしてセロトニンという安心ホルモンが分泌されるのか。

そこまではもちろんこの本には書いていない。


私は、優しさは教養から生まれ、思いやりは理性の賜物と思っている。


「インスタ映え」を追い求める世の中から、果たして「いじめ」はなくなるのか。


「いじめ」が起こる理由は、理性が働いていない状態によるものだとすると。


どうも「インスタ映え」という言葉が流行るこの世相を手放しでは喜べないのである。


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写真は先日行ってきた西伊豆の干物やさんが作る美しいキンメのしゃぶしゃぶ。

私はプロカメラマンではないのでこのしゃぶしゃぶの写真だけ出したら「わあ美味しそう!」で終わる脳の働きを誘発しそうだからもう二枚。


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しゃぶしゃぶの向こう側には内臓を丁寧に取り除く職人さんがいて、さらにはその職人さんを雇うための水産会社を経営していり社長さんがいて、さらには船を出して命懸けで魚をとってくれる漁師さんがいる。


このことを忘れて「インスタ映え」を追っ掛けている写真は、景色も顔も、どんなに外側を整えてあっても、私は綺麗には見えないのである。



土岐山拝

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