プリントアウトしてあそんでね

 白亜紀の中期から後期にかけて北米大陸はウェスタン・インテリア・シーウェイと呼ばれる内海(浅い海)によって南北に分かれていた。ティロサウルスはこの海を泳いでいたよ。

 

 モササウルスの仲間のティロサウルスは海生爬虫類。 今のトカゲやヘビの遠い親戚のような生き物なので、恐竜ではない。 海生爬虫類には他にもイクチオサウルスの仲間とプレシオサウルスの仲間がいる。 現在は残念ながら三つの仲間すべてが絶滅してしまったと思われる。

 

 ティロサウルスは成長すると体長が 約14m にもなり、大人になったら他の生き物に襲われる心配はほとんどなかっただろう。 ティロサウルスは魚やサメ、プレシオサウルス、小型のモササウルスまで襲って食べていたと考えられている。 また水中に潜って暮らしていたヘスペロルニスという飛べない鵜(う)のような鳥も狩っていたようだ。

 

 アーケロンは甲羅の大きさが 4m にもなる大ウミガメ。 やはりティロサウルスと同じ白亜紀後期のウェスタン・インテリア・シーウェイに生息していた。 たぶん今のウミガメと同じようにイカやその他の軟体動物を食べていたと考えられている。