22年前、竹下で佇むキハ125-16。 | 遠森一郎の「ゆるっと写真雑記」

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鉄道、飛行機、おいしいもの・・・1枚の写真から、ゆるっと文章を書いています。

2002年9月13日、竹下駅にて。(走行中の列車内より撮影)

洗浄線に佇む、キハ125-16。

 

22年前のきょう。

この日は仕事で大牟田へ行き、夕刻、特急「つばめ」に乗車して博多へ向かっていた。

まもなく博多に着こうというところ、竹下の留置線(現在は南福岡車両区竹下車両派出と呼ばれているが)を見ていると、下り方にブルーシートを被せられたキハ125が停まっているのが見えた。

 

このカットの6日前の9月7日昼、久大本線筑後草野~田主丸間を走行していた普通1837D列車(鳥栖発日田行き)が、踏切に進入してきた軽自動車と衝突、軽自動車が大破・炎上し、乗っていた2人が死亡するという事故が起こった。列車の乗員・乗客には怪我はなかった。

事故の詳細については、国交省航空・鉄道事故調査委員会の事故報告書↓を参照されたい。

https://www.mlit.go.jp/jtsb/railway/rep-acci/2003-1-2.pdf

 

キハ125-16は、この事故の当該車だった。軽自動車から出火してキハ125-16の下り方前頭部も焼損したため、冒頭カットのようにブルーシートをかけられていたというわけで。

 

その後、キハ125-16は修復されて運用に復帰し、現在も走り続けているわけだけども。

事故のあった上八の重踏切は当時「第四種踏切」で、警報器も遮断機も設置されていなかった。現在はいずれも設置されている。

 

警報器・遮断機が作動中の踏切への進入はもちろん危険だけども、この事故のような「第四種踏切」の場合でも、左右確認をしたうえでの慎重な通過を心掛けたい。

 

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