晴

 寒暖計四十八度(注・=摂氏8.9度)

 

[新家毅氏社頭杉題詩]

 時事新報に松籟翁歳暮茶会記下篇【東都茶会記】を寄送す。

 

 新家毅氏より勅題【旧字:敕】社頭七絶一首を送り来る。

  【注・ここでは省略】

 

 新家氏は水戸下市花畑町の産にして同年輩なり、十歳前後共に三ノ町の横山高堅先生の漢学塾に学びたるが、其家に和漢の蔵書多く余等は其書を借り受くるを常とせり、新家と云へば塾中評判の秀才にて余等は氏に励まされて勉強上得益少からず、回顧すれば四十余年前にして少年の秀才は思ひの外発達せず、今は岐阜に住居して何かの役人を勤め居る由なり。

 

 午後五時、品川御殿山益田氏新年茶会に出席す、委細は別記に在り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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